デイサービスの今後
先週末、2日間にわたりデイサービスの開設塾を開催しました。都心からの参加は少なく、鹿児島、和歌山、福岡、岡山、愛知、茨城などからの参加者が多くいました。
参加者には、新規事業としてデイサービスを考えている人が多くいました。すでに訪問介護や居宅介護支援など介護事業を運営している人と、介護事業に初めて参入したいと考えている人に大別されているようでした。介護事業を運営している人のほうが経験もあり、業界の特性も理解している面、有利なことも多くあります。しかし、未経験だからこそ、斬新な発想や他業種での成功事例を介護にあてはめると面白い事業になると感じます。
重要なのは、自分の経験をどう活かすかです。
そのうちの一人に、温泉旅館を営まれている人がいました。デイサービスの利用目的の一つには入浴があります。入浴に毎日本格的な温泉を使用できるというのは、利用者に喜ばれるサービスであり、大きな差別化ができます。今後は介護保険の給付売上だけでなく、自費サービスとしての新事業の確立も必要になります。自分の職務経験や地域の特性を考慮し、介護保険外のサービスの構築を今から行っていく必要性を感じています。
先日、接骨院とデイサービスを運営した際、現在のデイサービスは4時間から6時間、もしくは3時間から4時間で運営しているケースが多いけれど、次回の改正では3時間から5時間となり、介報酬にもよるけれど、オペレーションの仕方次第では運営しやすくなるのかもしれないという話がでました。小規模のデイサービスにとっては、今回の報酬改正は少し厳しい改正になりそうですが、思いきって定員を上げたり、ドミナント方式(高密度多店出店)とするか、何か新規事業を行うかなど、運営だけではなく、経営の視点をもっていくことが求められてくるでしょう。
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