コンセプトを大切に
2011年08月09日 09:30
経営相談の依頼のため、先週の金曜日から福岡県北九州、香川県丸亀市、千葉県九十九里に出張してきました。各地域ともそれぞれの風土を感じることができました。
介護事業、特にデイサービスは、地域の特色が色濃く出ています。
例えば昼食は、地場で採れた食材を使用している事業所が多くありました。レクリエーションでは、地元のお祭りを模した機能訓練などが行われていました。
介護事業は地域に密着して行うことが重要です。ですから、地域の歴史や特産品などを取り入れていくことは自然なのでしょう。
都市部では地域の特色を出すのが難しい場合もあります。特に東京においては、出身者の多くが他の地域の出身ということも少なくありません。また、地域性が薄くなっている現状があるかもしれません。ですから、共通して楽しめることを特色としてアピールすることが求められます。
しかしそうなると、機能訓練や入浴など、介護サービスで特色を出していくことに特化してしまいかねません。それだけでなく、ちょっとした装飾やスタッフのユニフォームなどで特色を出していくのも必要です。
北九州市の門司港は、町全体がレトロをコンセプトにしていました。古い建物をそのまま使用したり看板等で演出する店など、町を歩くだけで楽しさを感じられる場所でした。
そんな中、面白い看板を見つけました。
なつかしの給食セットです。同じ料理であってもネーミング一つで味も変わる気がします。
飲食店の看板です。利用者の世代には懐かしさを感じてもらえるでしょう。飲食店の演出を介護事業にどのように転用し利用者に満足してもらえるのか、とても参考になります。
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