「介護THEフューチャーセッション」を開催
昨日(6月6日)、東京都副知事の猪瀬直樹先生、笑う介護士の袖山卓也氏をお招きし、「介護THEフューチャーセッション」を開催しました。遠くは九州、そして被災地の宮城県から、約65名の方が参加しました。
最初は私から、緊急時の対応方法を伝えました。「Twitterやブログを、震災や緊急時にどう活用するか」。東日本大震災は電話が不通になりましたが、インターネットは通信が途絶えにくい特性があります。
その際、スタッフや連絡等でインターネットを活用することができます。Twitterでは、社内で統一のハッシュタグを決め、電話のiモード等のブックマークに情報を発信する、ブログをお気に入りに入れてことも、必要です。
袖山卓也氏の熱のこもった講演の後は、猪瀬直樹先生を迎え、私と袖山卓也氏と3人でセッションを行いました。参加者からの質問も交じえ、あっという間の1時間でした。
なかでも質問の多かったのが、デイサービス事業に関して、特にお泊りデイサービスについてです。
袖山氏 お泊りをボランタリーに行うのであれば理解できる。しかし、なぜショートステイに参入しないのか? それはリスク、人員配置のリスクをとりたくないから。一概にすべて反対ではないが、そもそもデイサービスは日中のサービスである。
参加者A お泊りデイサービスを東京都が独自モデルで認めた。これでは小規模多機能型居宅介護との住み分けが分からないし、ただでさえ普及が進んでいない小規模多機能を行う法人がいなくなるのではないか。
参加者B 私はお泊りデイに勤務している。また、祖母がお泊りデイを利用することで、在宅生活が成り立っている。
猪瀬先生 急激に増えているということで、まずは現状を把握する。その情報をホームページで公開し周知する。住まう施設がないことは戦後からの問題。
そのほかユニークな質問では「上司が嫌で施設を辞めようと考えている」というものもありました。
袖山氏 私たちの仕事は介護です。寝たきりで精神疾患のある方にも対応するのが仕事。健常者であり管理者をしている上司ぐらいうまく対応するべき。また、自分を鍛えてくれる成長させてくれると思って感謝しましょう。
猪瀬先生 世の中は不条理!だからしょうがない。社会はそういうもの。
わずかな時間で答えが出るわけではありませんが、相互に意見をぶつけ交わすことで問題点や気づきを得られるきっかけになると思います。
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