辞書を使った自己啓発
ふと思い立ち、「福祉」の意味を辞書で調べてみました。広辞苑(第六版)によると、福祉とは「(「祉」もさいわいの意) 幸福。公的扶助やサービスによる生活の安定、充足。)とあります(傍線筆者)。
このなかにある「幸福」「公的扶助」を元に、単語を追って調べてみると……。
【幸福】心が満ち足りていること。またそのさま。しあわせ
【しあわせ 仕合せ】(1)めぐりあわせ。機会。天運。(2)なりゆき。始末。
【公的扶助】最低生活の保障を目的として、生活困窮を条件に国が国民に対して行う保護
【最低】最も低い事
【困窮】困りくるしむこと。貧乏でくるしむこと
【公的】おおやけであるさま。
【公 おおやけ】(1)天皇、皇后。中宮。 (2)朝廷、政府、官庁 (3)国家、社会または世間 (4)表立ったこと (5)私有でないこと。公共、公有 (6)私心のない事。…
【生活】生存して活動する事。生きながらえる事。世の中で暮らしていくこと。また、その手立て。…
【サービス】(1)奉仕 (2)給仕。接待 (3)商売で値引したり、客の便宜を図ったりすること。 (4)物質的生産過程以外で機能する労働。用約。用務。
【奉仕】つつしんでつかえること。 献身的に国家、社会の為につくすこと。…
【献身】一身を捧げて身を尽くす事。自己の利益を顧ないで力を尽くす事。 自己犠牲
【献身的】自己を犠牲にしてでも他の為につくすさま
組み合わせた解釈は人それぞれですが、意味をたどると広がりが感じられます。
福祉の仕事も多種に渡ります。業務内容によって、対象となる利用者が異なれば、従事する職員の目的も違います。辞書で意味する事柄を理解したうえで、自分の指針としてどうとらえていくのかを考えて理念とすることも大切です。それが自分の想いの軸になります。
福祉の仕事は「幸福」。その幸福を仕事を通して感じることができるでしょう。私は読書に気乗りしないとき、辞書を広げるようにしています。知らなかった意味などを知ることができるとともに、自己の中で凝り固まった考えを緩和させてくれます。
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