考えすぎ
1年間、いつもモチベーションが高い時ばかりではありません。時には気持ちが滅入ってしまう時、ありますよね。こうなったどうしよう? こうなってしまったら? 等と不安になってしまう時期が当然あります。
私自身、スタッフとの関係やサービスの問題、売上、クライアントとの関係で不安な気持ちになってしまう時期があります。結局、あれこれ考えても落ち着く所に落ち着く場合が多いのですが、考え込んでしまうのが人間だと思います。
特に介護の仕事はチームワークが大切で、人間関係の問題は重要です。ちょっとしたことで深く悩んでしまうこともあります。悩んでいたわりに、たいした問題じゃなかったというのが意外とあります。
以前「〇月〇日にこうなる」という予言などで世間を騒がせたことがありましたが、結局、何も起きずにことなきを得ました。
リスク管理として、万が一に備えるのは仕事でも大切です。しかし、想い悩んでいてもどうしようもないこともあります。
そんな時、次の詩を思い出すようにしております。
「災難に逢う時節には、災難に逢うがよく候。死ぬ時節には、死ぬがよく候。是ハこれ災難をのがるる妙法にて候」
災難に逢ったら、それからすぐに逃げ出そうとせずに、災難に直面するがいい。死ぬ時がきたら、ジタバタせずに死ぬ覚悟をするがいい。これこそ災難をのがれる妙法である。
出典:江戸良寛(りょうかん)(1758―1831)『良寛全集』
信念をもっている時でも、揺れてしまいそうな気持ちになること。一生懸命自分が行っているにもかかわらず結果が出ない、うまく進まない。
人間ですからこんな時もあります。そんな気分は、禅などの書籍を読んで、自己の状況に当てはめてみるのもよいでしょう。きっと、自分の根底にある気持ちが蘇ってくると思います。
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