デイサービスの特色とは
2011年02月15日 09:00
民間が運営するデイサービスは、独自の特色を出さないとうまくいきにくいものです。それでは一体、何を特色とすればよいのでしょうか? また、地域に受け入れていただくためには何が必要なのでしょうか。
複数の事業所を運営している場合、ある1か所の成功事例を他の地域でも同じように実践してもうまくいかなかったケースも目にします。地域によって土地柄が違うので、これは当然のことです。
私自身、デイサービス開業の支援の時には調べることが多くあります。たとえば、次のとおりです。
(1)過去15年の市長(区長)などの政党、政治方針…どのような流れで地域整備を行ってきたかを知る必要があります。
(2)その地区の歴史、特産品→地域性を知るうえで参考になります。
(3)過去10年の人口の推移と高齢人口→人口が多くても高齢化率が低い地域もあります。逆に、人口が少なくても高齢化率が高い地域があります。
(4)最寄り駅と電車の運転本数(始発と終電も)→職員の通勤と利便性を考えます。
(5)地域の求人紙の収集→開設までの約3か月ほど地域の求人紙に目を通しておくことで、給与水準などがわかります。
(6)競合する事業所数(デイケア含む)→各事業所の特色を知り、どのようなサービスが受け入れられているかを把握します。
(7)地域の居宅介護支援事業所数とケアマネジャーの人数
これらを踏まえた上で、自社の行うサービスの特色(売り)はどうするかを考えて、事業所のコンセプトをしっかりと示すことが重要です。
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