人と比べること
2010年12月21日 09:10
人と比べることは時に必要で、時に不必要だと思います。
「自分は自分」「人は人」と自分の良さを伸ばしていくことは大切です。基本的には私も、人と比べないようにしようと心がけています。人のことを気にし過ぎて、自分自身があえてもつ必要のない悩みをもってしまうこともあります。
自分のペースを大事にすることは必要です。しかし、「人は人」という意識は、少しずれてしまうと無関心になることもあるでしょう。人と比べないことが、人に感心をもたないことにつながってしまうこともあるので、時には比べることも必要です。
成功して後世に名を残している人は「人と比べない!自分自身と比べる!」などの言葉を多く残しています。その過程においては、自分自身と真正面から向き合い、他者を見習って努力をしてきたことでしょう。
自分と同じ環境で、どうしてあの人は結果を出しているのか。家族の健康問題や家計が苦しいなど家庭に問題があるにもかかわらず、前向きに私生活や仕事を行っている。そういった時に、自分とその人を比べて自分の考え方を見直し、その人の考え方や行動を見習い参考にしていくことも必要だと思います。
他業界を比べて介護業界は待遇が悪いという意見があります。そういった面もあることは事実です。
しかし、負の面を比べるのではなく、良い面も比べていくことをしていくべきでしょう。
利用者から多くのことを学べる、人間関係が希薄な時代に人と密に接することができる、経営視点でいえば9割は国保連からの支給なので経営が安定するなどです。
比べ過ぎて卑屈になることはよくありませんが、「私は私」というスタンスにかたより過ぎてしまうと、人への感心、自己のメンテナンスができなくなります。何事もバランスが大切です。
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