群馬県の介護業界
各市町村が運営する定期会議では、制度や地域の方針が中心になることが多く、どちらかといえば事務的なものが多いと思います。もちろん、こういった取り組みは必要です。
先週、群馬県の前橋市で行われた介護業界活性化交流会に参加させていただきました。主体は市区町村ではなく、民間企業のスタッフが中心となり開催されていました。アットホームな雰囲気で、参加者同士の意見交換が盛んでした。開催時間は19時~21時と、業務後に参加されていた方も多くいたようです。
参加者の多くは群馬県内の介護関係者ですが、遠くは愛媛県、長野県、東京からも1名ずつ参加されていました。ITの普及に伴い、情報交換がさかんになっていることも、参加者をみて実感できました。
内容は、テーマに沿って各グループで意見交換を行い、他者の発言を聴き、新たな気づきを得るというものでした。介護のテーマというものではなく、私が参加した日のテーマはチーム、職場関係のものでした。
「今、皆さんが働いている職場で、今の自分やチームに対してどう感じていますか?」
「その他、チームメイトが自分やチームに対してどう感じていると思いますか?」
「チームや個人で課題に取り組んでいる方や乗り越え方をシェアしましょう」
「問題解決に向けて、まずはあなたが自分でできることは何ですか?」
介護技術や介護知識は重要ですが、それ以上に一緒に働くスタッフとの関係、自己の物事への受け取り方が大切だと感じました。こうした研修会、交流会は地域ごとに行われていると思います。そういった地域ごとの交流会同士が交われれば、そこで何かしらの相乗効果が得られでしょう。
また、群馬のデイサービスも見学させていただきました。レストランのような素敵な外観。室内は天井が高く、洗面台は美容室を思い出させるおしゃれな作り。何と、足湯場までありました。こうした施設は全国にもっとあるのだろうと思います。
こういった職場がもっと増えれば、介護の仕事をしたい!と感じる若い世代がもっと増えるでしょう。
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