熱意×能力×考え方は?
京セラの名誉会長・稲盛和夫氏(現・日本航空会長)の考え方で、とても素晴らしい方程式があります。
熱意×能力×考え方=人生、仕事の結果
興味深いのは、熱意と考え方という精神的な事柄が2つを占めていることです。たとえば、
・熱意(6点)×能力(6点)×考え方(-1点)=-36点
・熱意(10点)×能力(10点)×考え方(-10点)=-1000点
など、一つでもマイナスがあると、結果としてマイナスになってしまいます。
介護職に置き換えて考えた場合、
・熱意=利用者への思いは強くある
・能力=国家資格を有している、経験があるなど、何かしらの資格を有している
・考え方=自己の役割を認識しチームワークを大切にしている
と考えられます。
介護業界は3Kといわれ、職場の人間関係や経済面で悩んでいる人が多くいます。それはなぜでしょうか? 原因はさまざまですが、自分自身の考え方を少し変えてみると解消できることがあるかもしれません。
介護の仕事をしている人は熱意の高い人が多くいます。「技術」「知識」の習得には熱心な人が多いと思います。
ただ私も含めて、考え方が自分中心的に偏ってしまうことも少なからずあるかもしれません。
また、自信をもてなかったり、ネガティブな思考が多くなったりすると、せっかく熱意や能力がプラスなのに、トータルでマイナスになってしまいます。
熱意は使命感をもつことで高まります。能力を上げるためには、自分自身が何のために行うのか? 何を目的に行っているのか? を明確にすることです。そうすることで、必要なことが浮き出て課題が見つかり、それをクリアすること能力が高まります。
考え方は、自分自身のとらえ方によって変わります。その考え方は社内での方向性もありますが、自分の根底としての軸をしっかりともつ必要があります。軸を強くするためには、いろいろな人の考え方に触れてみたり、書籍などを通して感じることです。
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