名刺の活用
名刺は訪問介護の職員、相談員、ケアマネジャーなど、外に出ることの多い職種にとって必需品です。しかし、施設やデイサービスの職員など、現場に従事している人の名刺の保有率は低いのではないでしょうか。
たとえ名刺をもっていても、現場が中心で誰かに渡す機会が少ない。または外の人との接点がないので、もつメリット、必要性がないと感じるのでしょう。
確かにそうかもしれません?
しかし、持たないために持つ必要も生じず、メリットも生まれてこない場合もあります。そこで、どんなメリットがあるのか考えてみました。
・名刺を持つ事で法人の帰属意識が芽生える
→自分の氏名と法人の名称が同じ箇所に記されていることで、「自分はここの法人の一員なんだ!」という意識をもつ
・役職や資格を記述されていることで職種意識の自覚につながる
→「介護福祉士」「主任」「リーダー」など、自分の職務を文字という視覚情報で見ることで意識が高まる
・急な来客者、見学者への対応など
→顧客満足につながる。自分の身分を明らかにすることで、よりていねいな対応を心がけることにつながる
名刺の作成にはコストが生じます。予算の問題などもあるので、すぐに取り入れることができない状況があるかもしれません。そこで、制作業者に依頼せずとも、低コストでオリジナルの名刺を作成することもできます。
●自己作成する場合
名刺作成ソフトを購入(約5000円前後)→名刺カード(約100枚分1000円前後)→カラープリンタ(約1万5千円)
この3点があれば可能です(法人の許可を得た上で)。上記のメリット以外にも、法人の特色ひとつでメリットの幅は広がるでしょう。
注意:個人情報を厳守し、どのような状況で渡すかというコンセンサス(同意)を法人内で共有しておくことが必至です。
【ご案内】
セミナー「笑いの力で介護の仕事に可能性を見出す」
2010年7月24日(土)13時~17時30分
【会場】DRI渋東シネタワー(東京都渋谷区)
【主催】株式会社エイチエル
【関連URL】http://www.eichieru.com/seminar.html
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