ユニフォームの工夫
「どこの高校に入学しようか」と悩んだとき、似たような校風で通学時間も同じだとします。そのときに決め手の一つとなるのが「制服」です。
同じユニフォームを着ることで、無意識に一体感が生まれるのは広く知られています。しかし、ユニフォーム一つとっても、画一的かつありきたりすぎると、その効果は半減します。
介護という職業柄、あまり派手にはできませんが、何かしらの工夫が大切です。はっぴーライフでは、スタッフに選択してもらう機会を作りました。
同じユニフォームでも、人によっては色を変えるだけで気分も変わるようです。色の効果の解釈はさまざまですが、一般的には次のような効果がいわれます。
赤=身体がよく動くなるようなり、エネルギッシュになる
ピンク=優しい気持ちになれる
オレンジ=社会的な色。運動能力を高める
茶=包容力を与える。温かい人間味を与える
黄=自分と相手をリラックスさせる
白=清潔感など
スタッフには3着ほどユニフォームを貸し出しておきます。すべて異なる色にして、スタッフがその日の気分で選んで自由に着られるようにします。「今日は優しい気持ちで業務を行いたいから、ピンクのユニフォームにしよう」「リラックスしたいから黄色にしよう」など、ちょっとしたことですが、仕事の楽しみにつながるでしょう。
管理者や同僚が、スタッフの着ているユニフォームのカラーを見て心境を察することもできると思います。
小規模の事業所では、ユニフォームをあえて用意せず、個性を大事にしている法人もあります。個性を尊重することは大切です。しかし、何でも自由すぎると、無意識に規律を乱したり、節度を崩すことを招きやすくなります。
確かにユニフォーム代は安くはありません。結果は明確には見えないかもしれませんが、法人の姿勢、想いはスタッフに伝わると思います。
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