「福島」から日本のこれからを考える
今週は、打ち合わせや取材、新刊の原稿執筆のために、東京にいることが多い高室です。
普段は、東京で参加したいタイムリーな研修会があっても、当方が在京していないために参加できないことが多いのですが、昨夜はNPO法人「構想日本」が月1回開いているJ.Iフォーラムに参加することができました。テーマは、「福島から日本を考えよう~『将来を見据えた復興』は他人ごとではない~」というものでした。
顔ぶれは、福島県飯館村から菅野典雄村長、みずほ総合研究所の岡田豊さん、南相馬市でバリアフリーシアターを主宰する武藤琴美さんの3人です。
岡田さんは、北海道奥尻町の震災から復興、そして現在の姿を通して、防潮堤や箱モノをやたら作ることでない産業復興の在り方を、パワポを使って話されました。私も奥尻町には3回行っているので、とても実感をもって聞くことができました。
医療は「地域完結型」へ向かうのか?
去る2月12日、4月からの医療報酬の金額が発表されました。中央社会保険医療協議会が改定内容をまとめての発表でした。
「超高齢・多死社会」をにらんだ内容がいくつも盛り込まれているのも、その背景には、2025年ごろには1年間に現在の1.3倍の154万人が死亡するからです。つまり、今のように約8割が病院で亡くなる状況が続けば、保険財政がパンクするからです。
病気になれば、体調が悪くなれば、とにかく入院して面倒をみてもらう「病院完結型」となっているのを、地域(自宅)で診療する「地域(在宅)完結型」をめざす内容になっています。
それを、朝日新聞は「時々、入院。ほぼ、在宅」という見出しをつけました。なるほど、言い得て妙です。
月刊ケアマネジャー連載裏話:コーチング手法を活用した「学び」の計画化
月刊ケアマネジャーでの『高室流“自分育て”の学び術』の連載も、11回目となりました。早いものですねぇ…。
私がこの連載で伝えたかったのは、「学ぶチャンスは、いつもいっぱいある」ということです。
学びは、本を読むことだけではありません。話を聞く、テレビを見る、録画を見る、体験する(やってみる)などなど、機会はいっぱい。事例検討会への参加や事例提出なんかも、とてもいいです。
でも、これらをチャンスにするのは、自分次第なんですよね。
増える「ケアマネジャーの資格停止」
昨年から、ケアマネジャーの資格停止が増えています。
まずは、この数か月に報道されたものにどのような事件があるのか、見ていきましょう。