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高室成幸の「ケアマネさん、あっちこっちどっち?」 2013年08月

連載裏話:「研修会・勉強会での学び方」

 今回は、私が月刊ケアマネジャーで連載している『高室流“自分育て”の学び術』の裏話です。9月号のテーマは、「研修会・勉強会での学び方」でした。

写真1


「おしゃべり上手さん」と「おしゃべり屋さん」

 前回は「おしゃべり上手」と「会議上手」の違いを考察(?)しました。結論としては、目的が違うので、同じ土俵では比較できないということでした。
 ただ、おしゃべり上手は、会議上手にあらず。発言は主観的で散発的、具体性に欠けることも多い……ということをお伝えしたかった次第です。
 さて今回は、前回の流れを受けながら、「おしゃべり上手さん」と「おしゃべり屋さん」との違いについて考察してみましょう。



おしゃべり上手と会議上手

 サービス担当者会議、地域ケア会議、〇〇会議……。
 「あぁぁぁ! 会議、会議ばかりで、本当に嫌になります」との怨嗟(?)の声。どうしてそんなに、皆さん会議が嫌なのでしょうか。

 「時間は取られるし、話し合いは進まないし、遅刻早退の人はいるし、資料は多いし……会議って本当に無駄ですよね?」
 この言葉に同感される人は、結構多いのではないかと思います。
 それなら、いっそ、会議自体をなくしてしまったらいかがでしょうか。

 もし、会議をなくしたとしたら、独断で誰か(上司やリーダーなど)が、一方的に物事を決めていくことになります。
 そして、決まったことについては、きちんと守らなければなりません。
 すると、どんなことが起こるでしょうか。

 「そんなこと、聞いていません!」
 「それって、皆の意見を聞いたんですか?」
 「一体、誰が責任を取るんですか?」
 などの声が一斉に沸き起こることでしょう。でも、そうなったとしても元の木阿弥です。
 「だって、皆さん、会議は嫌だと言ったじゃないですか。話し合いの場なんて必要ないと言いましたよね。だから責任はこちらでとるので、これからは、こちらの指示したことにちゃんと従ってくださいね」

 このような状況を、果たして皆さんは望むのでしょうか。

写真1、2



地域ケア会議ってなに?

 「地域ケア会議についての研修会を計画していますが、どのようにやってよいのか、どこから手をつけてよいのかがわからず、困っています」

 今、ケアタウン総合研究所HPの研修相談コーナーには、このような問い合わせのメールがよく届きます。その多くは、行政の担当部署からですが、地域包括支援センターの方からも問い合わせが入ります。

 実際、今週も、熊本県と横浜市で、大勢の行政関係者および地域包括支援センターの方の前でお話しする機会がありました。

写真1



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プロフィール
高室成幸
(たかむろ しげゆき)
ケアタウン総合研究所所長。日本の地域福祉を支える「地域ケアシステム」づくりと新しい介護・福祉の人材の育成を掲げて活躍をしている。「わかりやすく、元気がわいてくる講師」として全国のケアマネジャー、社協・行政関係、地域包括支援センター、施設職員等の研修会などで注目されている。主な著書に『ケアマネジメントの仕事術』『介護予防ケアマネジメント』『ケア会議の技術』『ケアマネジャーの質問力』(以上、中央法規)、『地域包括支援センター必携ハンドブック』(法研)など著書・監修書多数。

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著者:高室成幸
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発行:中央法規出版
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