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高室成幸の「ケアマネさん、あっちこっちどっち?」

「アンチエイジング」な「食生活」

2週間ほど前、私の事務所に書籍小包が届きました。
封をカッターでゆっくりと開けると本の表紙、それも角が目に飛び込んできました。
「白澤教授の…?」

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「白澤教授」と書かれた表紙に、一瞬手が止まりました。そして本を引っ張り出し、タイトルを読み上げました。

白澤教授の…働く男の外食術? えぇ~!? 
サブタイトルが、太らない・疲れない・アンチエイジング…だって?
白澤…卓二…。なんだ、書いたのはあの白澤卓二先生ね、そうかそうか(^_^;)

白澤卓二医師といえば、順天堂大学の加齢制御医学講座教授の、あの白澤先生です。テレビでもおなじみですね。

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出版元は中央法規出版。
開くと、「謹呈」の文字と見慣れた編集者M氏の文字が飛び込んできました。そこでようやく納得です。

しかし、装丁はどう見ても中央法規っぽくない。どちらかというと、主婦の友社か講談社ですね。小学館かもしれません。
それほどに、社会福祉の専門出版社っぽくないのが意外でした。

帯がうまいですね。
「外食続きの毎日でも、脱メタボ&疲れ知らずの体はつくれる!」

小生、どうしても外食が多いので、このフレーズには弱い。
さらに脱メタボ…う~ん、耳が痛いですねぇ(^_^;)。
疲れ知らず…これは本当に大切です。50歳を過ぎて、やっぱり身体リズムは変わりましたからね。

ここ10日間ほどは積読状態でしたが、ようやく開いて読み進めてみると、なるほどと思うことばかりです。

わかりやすさではイラストもさることながら、「外食」に着目してあるので、コンビニやファミレス、酒席などなど、男の肥満に大敵の外食が揃いまくりです。
しかし、それを否定するのでなく、「上手に使いこなしましょう」という姿勢がありがたいですね。

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特に40代は、どうしても仕事上で飲む機会が増えるものです。飲みニケーションは仕事の潤滑油であり、社内・社外を含めた営業的な場であるので、欠かすことはできません。

かく言う私も、研修会終了後に懇親会に誘われることも多く、その場で耳にする本音の話はとても参考にもなり、できるだけ顔を出させていただいてます。
その時、どのような食べ方をすればメタボにならないか、という実践的な知恵(例:野菜からまず食べる、腹八分目などなど)もありがたいものです。

最後のダメ押しの章は、「ANNEX 食事以外のアンチエイジング」。
つまり付録的な章ですが、結構、これがおもしろい。

心と脳の老化防止の9つの方法は、即実践できることばかりですね。カロリー制限する、よく噛む、質のよい睡眠、手指を使うなどなど、説得力があります。

9つ目の「ほめられる」には笑いました。
先週のブログでも書きましたが、ほめられると快楽ホルモンであるドーパミンが分泌され、記憶をつかさどる神経回路が増え(!)、結果、認知機能の回復につながるということなんですね。

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「私たちの身のまわりには、老化を早める危険因子がたくさん潜んでいます」
これは白澤先生のあとがきです。体調が悪くて疲れやすいと、その影響は心、つまり仕事ではモチベーションに必ず影響します。

まずはできることを今から…

「働く男の外食術」と書かれていますが、ケアマネジャーの皆さんは「働く女の外食術」として読まれても十分に活用できる一冊です。
もちろん、私も実践したいノウハウがテンコ盛りでした…。


【ムロさんの写メ日記】
横浜市「地域福祉コーディネーター研修 上級編Cコース」の皆さんです。
横浜市では1年間をかけて、約50名のコーディネーターのスキルアップ研修を行います。半分は地域ケアプラザ、半分は横浜市区社協の方々です。
※Cコースはファシリテーションやプレゼンテーションを主に学ぶコースです。

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プロフィール
高室成幸
(たかむろ しげゆき)
ケアタウン総合研究所所長。日本の地域福祉を支える「地域ケアシステム」づくりと新しい介護・福祉の人材の育成を掲げて活躍をしている。「わかりやすく、元気がわいてくる講師」として全国のケアマネジャー、社協・行政関係、地域包括支援センター、施設職員等の研修会などで注目されている。主な著書に『ケアマネジメントの仕事術』『介護予防ケアマネジメント』『ケア会議の技術』『ケアマネジャーの質問力』(以上、中央法規)、『地域包括支援センター必携ハンドブック』(法研)など著書・監修書多数。

【高室成幸さんの最新刊】
『ケアマネジャーの質問力』
著者:高室成幸
定価:¥2,100(税込)
発行:中央法規出版
ご注文はe-booksから
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