連載裏話:入院入所&退院退所会議
今回は、『月刊ケアマネジャー』の連載「高室流“恥”をかかない会議術」の裏話です。
1月号のタイトルは、「連携会議に出席する~入院入所&退院退所会議~」。多くのケアマネジャーの方が苦手とする連携会議編となっています。
連携会議の多くは、連携先での「引き継ぎ会議」。病院や老健の入院入所&退院退所会議には、連携加算が双方で付くようになりましたから、参加の機会がかなり多くなっています。
ケアマネジャーは、いわば「居宅のケアチームの代表」として情報提供&入手に臨むわけですから、その緊張感はかなりのものです。
サービス担当者会議などでは、利用者(家族)に配慮して「わかりやすい言葉」を使いますが、連携会議はプロ同士の会議です。
そこでは専門用語も飛び交いますので、気持ちが萎縮してしまう人も多いのではないでしょうか。
基本的な医療用語・看護用語については、きちんと調べてから会議に参加しましょう。
またここで大切になるのは、先方に情報提供するための“プレゼン力”です。利用者の在宅での生活状況、家族の介護状況などを、具体的に伝えることが求められます。
さらにこのような会議では、「~についてはどのように考えますか?」「~はどのように行えばよいでしょうか?」などと、矢継ぎ早に質問を受けることも。
もし、ここで口ごもったりしてしまうと、初対面などの場合、「ちょっと頼りない」という印象を持たれてしまうかもしれません。下のイラストのようになっては大変ですね(>_<)。
ではどうすればよいのか。
大切なのはやはり“準備”。
準備万端で臨むこと、これが基本となります。
書類などは事前に準備できるものですから、これは漏れがないようにしたいものです。
さらに、写真や動画など、ビジュアルな資料を使った情報提供も、これからの時代はよいでしょう。言葉で伝えられない、ニュアンスが伝わらないときなどはとても効果的です。
そして、想定質問などをイメージしながら資料を揃えたり、回答を考えたりします。慣れないうちは声に出して練習してみましょう。
また、あらかじめどのような情報を用意すればよいか、先方の医療ソーシャルワーカーや支援相談員などに、質問しておくこともよいでしょう。退院退所会議では、こちらから「○○の情報について説明していただけますか?」と事前の質問をすることも大切です。
なお、会議に慣れないうちは、複数人で参加するのも一つの手です。あくまで事業所として、利用者の方の担当をするわけですから。
では、1人ケアマネの方はどうすればよいでしょうか……
そんなときに役に立つのが、地域包括支援センターの主任ケアマネさんです。包括的継続的ケアマネジメントの支援が彼らの仕事。あなたの地域の中にも、力になってくれる人がいると思うので、探してみてください。
その他、連携会議でのポイントについては、『ケアマネジャー1月号』をご覧くださいね!(^^)!
【ムロさんの写メ日記】
神奈川県立保健福祉大学実践教育センター「地域ケアマネジメント論」の皆さんのお顔です。
墨田区ケアマネジャー連絡会の研修会風景です。
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