祭りだ!祭りだ!祭りだ!
お祭り好きの人を、日本人はとても好むように思います。
民俗学の柳田國男によって唱えられた、日本人の伝統的世界観とされたものの中に、「ハレ」と「ケ」があります。
「ハレ」とは「晴れ」のこと。つまり、晴れやかな時を意味し、「ケ」とは地味な日常生活を意味します。
晴れの場なのが「儀礼・儀式」の場であり、その1つが祭りというわけです。
晴れ着なんかも、「ハレの場」の衣服という意味で使われていますね。
さて、東北の三大祭りの一つ、青森の「ねぶた祭り」。
先週は、これをナマ体験することができました。
案内してくれた青森県介護福祉士会の会長・風晴さん(向かって右)は、小さい頃から参加してきたそうです。
「ねぶたは、この青森市だけでなく、青森県全体にあります。その土地土地でねぶたにもさまざまあり、弘前のねぶたは扇型ですね」
そう説明してくれるのは、同会事務局の安井さん(写真左)です。
たしかに、ねぶた記念館に足を踏み入れると、青森地域のねぶたが一堂に紹介されていました。
あの棟方志功も、大のねぶた好きだったようです。
さて、夕方からは、いよいよ「ねぶた祭り」です。
太鼓のお囃子と威勢のいい声……何か自然と涙のような熱いものが、瞼に流れそうになるのがわかりました。
あれ……? 何だこれは……?
勇壮なねぶたと腹に響く太鼓の音に、感動している自分がいました。
初日は人が少なめということですが、大変な人混み。
沿道には、しっかりと自分の席を確保した人・人・人……。
桟敷席も作られ、なんと一席2,000円もするそうです。
高齢者のお二人と見に来た若い女性たち。おばあちゃんたちの年の頃は、90歳近いようです。
私たちの後ろには、病院から手を振る人たちも……。
ねぶた祭りで「ラッセラァ!」と踊っている娘や孫を見たい……
これは立派に“意向”であり、“課題”になるなぁと思いながら、そばの4人を眺めていました。
実はこの前日に、お隣八戸市の「八戸三社大祭」も見学することができました。
この山車がまたすごいのです。
とにかくすごい。
先にご紹介したねぶたは、プロの職人が作ることが多いのですが、八戸三社大祭の山車は、すべて町内会のアマチュアが作るというから、舌を巻きます。
各町内会ごとの山車合戦です。
素人の山車だとは、誰も想像もできない豪華絢爛さ!
さらに驚きなのが、終了後に、この立派な山車を燃やしてしまうこと。
きれいさっぱりと燃やしてしまう「いさぎよさ」にびっくりです。
地元の「虎舞」も、じかに見ることができました。
何と頭まで食われちゃいました(笑)
飲食街を角付けで回る虎舞の皆さんに声をかけ、この始末に……(>_<)
祭りで、心がワクワクと躍動するのがわかります。
【ムロさんの写メ日記】
八戸市「チームケアに活かす文章上達術」の模様です。
八戸圏域のケアプラン点検支援マニュアルの研修会
7?歳の現役ケアマネの加藤さんです。
青森県介護福祉士会の「心のケアとモチベーションアップ」研修会です。
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