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高室成幸の「ケアマネさん、あっちこっちどっち?」

「介護支援専門員の資質向上検討会」に潜入!

ようやく、「介護支援専門員(ケアマネジャー)の資質向上と今後のあり方に関する検討会」に潜入(傍聴)できました。

第1回は、完全にスケジュールがブッキング! 
第2回は、連休前に傍聴申し込みをFaxしたはずが、なんとFaxがストライキをしていたようで……つまり、老健局に送信されていなくて、あえなく沈没(>_<)。
そして第3回の今回、満を持しての傍聴となりました。

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この手の委員会って、会えない人と再会できるのもありがたいですね。
「お久しぶりです!」
「お忙しそうですね!」

この業界にも、いわゆる業界人なるつながりがあり、まずはご挨拶。
一堂に会するなんてことはなかなかなくとも、この手の委員会だと、なぜか顔を合わせることが多くなります。
情報をいち早くキャッチして伝える、業界メディアの方々の顔もありました。


さて、この会の正式名称は、「検討会」となっています。
つまりは、方向性を示す会ではなく、「検討する」ことが目的なわけですね。
ですから皆さん、「委員」ではなく「構成員」となっています。

「構成員」というと、その筋の黒い団体さんでよく使われる名称(?)ですから、ちょっと不似合いですよね。
むしろ、会の名称そのままに、「検討委員」といえばよいと思います。
ただ会議中は、お互いを「○○委員」と呼び合っているのがおかしかったですね。

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検討会は、田中滋・慶応大学大学院教授(座長)の進行で始まりました。
「今日は、3人の方からプレゼンテーションをしていただきます。意見交換の時間をできるだけ取りたいので、各自10分程度でお願いします」
(結果的には1人25分位の発表でした。それでも足りないくらいのボリュームでしたが、傍聴している身としては、さらに15分程度欲しいと思った次第・・・(^_^;))


1番目のプレゼンは、橋本泰子・大正大学名誉教授。
「介護保険制度におけるケアマネジメント業務の効果的・効率的運用を考える」がテーマ。骨子は次の3つでした。

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介護保険制度が始まった頃からの「居宅介護支援=ケアマネジメント」の定義の変化について……これは懐かしかったですね。

「介護保険法における文言で、時の小泉厚生大臣のひと声で、ケアマネジメントを居宅介護支援、ケアマネジャーを介護支援専門員と表現しました。私の現在の思いは、生活支援相談員が適切だと考えます」

介護支援専門員だとどうしても介護だけ(狭義)になりがちであり、「暮らし=生活」を支援するという意味合いから、呼び方も「生活支援相談員」がよいのではないかという提案でした。

このあたり、とても力が入っていましたね。
小生、内心で納得!(^^)!

それから、居宅介護と施設介護の介護支援専門員のあり方の相違点や、ケアマネジャー不要論のこと、これから求められる研修のあり方や認定ケアマネジャー会の活動などなど、わずか25分間でしたが、とてもわかりやすい説明でした。
ただ、やはり時間が足りませんでしたね~(>_<)。

あとの2人は、堀田聡子さん(労働政策研究・研修機構研究員)と木村隆次さん(日本介護支援専門員協会会長)。
長くなるので、また次回に…(^^;)。


【ムロさんの写メ日記】

第13期初級講師養成講座の皆さんです。
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鏡で「笑顔」の練習です。これでさらに緊張することに・・・(^_^;)。
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5分間講義「自立支援」をビデオで収録します。
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収録したビデオを全員で振り返り。私がコメントします。
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コメント


13期初級研修講師養成講座 ありがとうございました。講座を受けてから、「自己覚知」を意識して、業務に取り組むことができるようになりました。これからも、「笑顔」と「元気」でがんばります。


投稿者: 柳野聡 | 2012年06月10日 04:57

※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

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プロフィール
高室成幸
(たかむろ しげゆき)
ケアタウン総合研究所所長。日本の地域福祉を支える「地域ケアシステム」づくりと新しい介護・福祉の人材の育成を掲げて活躍をしている。「わかりやすく、元気がわいてくる講師」として全国のケアマネジャー、社協・行政関係、地域包括支援センター、施設職員等の研修会などで注目されている。主な著書に『ケアマネジメントの仕事術』『介護予防ケアマネジメント』『ケア会議の技術』『ケアマネジャーの質問力』(以上、中央法規)、『地域包括支援センター必携ハンドブック』(法研)など著書・監修書多数。

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