【連載ウラ話】発表・説明の勘所
今回は、月刊ケアマネジャーに連載中の「高室流“恥”をかかない会議術」のウラ話を書きます。
会議がおもしろい・つまらないを決定するのは、やはり発表や発言の中味ですよね。
私も、会議に参加するかどうかを決めかねているとき、メンバーの顔ぶれを知って、「じゃあ、私も出席します」と決めたことが何度もあります。
「○○さんなら、面白い発言、刺激的な発言、深い考えが聞けるかも」という期待値があると、会議への足も軽くなるというものです。
しかし一方で、「○○さんが出席する会議を欠席すると、後で何を言われるかわからない」という“自己保身”のために出席することもあります(笑)。
さて、この会議。一番“苦痛”なのは、わからない言葉を聞き続けるということです。
「声が小さい」「語尾があいまい」「話がブレまくる」「意味不明の用語(いわゆる専門用語ですね)を使いまくる」などなど。
また、「内容が整理されていない」「主観的な感想を述べているだけ」「気持ち・感覚のオンパレード」「結論に根拠がなく、予想・予感で終わってしまう」……
思わず机を叩いて、「時間を返せ~」と言いたくなったりしませんか?(あくまで内心ですが……)
だから、進行役がいくら頑張っても、発言者がこのような調子だと、せっかくの時間が、とても「もったいない」ことになってしまうのです。
ここで進行役が、発言者の「悪い癖」(ここではあえてそう言わせてもらいますね)を見抜き、控えめに(ここが大事!相手の顔をつぶしてはマズイですからね)、うまくアドバイス&軌道修正することができれば、話し合いの中味をグッと深めることができるでしょう。
今回の連載では、私の長い司会&進行経験から得た“発表・説明の勘所”を紹介しています。これらは、私が「話の中味」だけでなく、「話し方」にも注意を向けるようになってからわかったことです。
①ゆっくりとていねいに話す
②漢字言葉は「ひらがな言葉」に直す
③専門用語には解説をつける
④説明にはエピソードをつける
⑤ダラダラ発言は、主語と述語で切り分ける
こう書いても、ピンとこない方も多いハズ。
関心のある方は、ぜひとも月刊ケアマネジャー6月号をお読みください。
このブログでは伝えきれない、たくさんのエッセンスが満載です!
発言上手は、会議上手……皆さん、ぜひ会議を楽しみましょう!(^^)!
【ムロさんの写メ日記】
愛媛県社会福祉協議会の研修会。
今年のテーマは、「ケアマネジメントに活かす文章表現の上達力」。サブタイトルを、「利用者(家族)に“わかる・届く”文章術」としました。
私の講師席からの様子です。
会場が広いので、真ん中にスクリーンが垂れています。
宅老所「あんき」の2人のケアマネさんです。山村美鶴さんと瀬野朝美さん(^^)!
以前、あんきにおじゃましたとき以来の再会です。
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