【連載ウラ話】会議の資料はビジュアルに!
前回、「フィットネスジムの光景①」を書いたので、今回はその②を書く予定でしたが、ちょうど『月刊ケアマネジャー』5月号が発行されたので、②は次回に持ち越し、連載の裏話をちょっと書こうと思います。
5月号では、サービス担当者会議での資料づくりについて取り上げました。タイトルは「資料づくりの勘所」です。
資料づくりに慣れていない人は、極端に量が多いか少ないかのいずれかです。
みなさんは、いかがでしょうか?
資料の多い人に限って、「これもあれも」の状態になっています。つまり不安にかられて、自分が安心するために膨大な資料一式を用意することになります。
そして資料が少ない人、つまり、必要最小限の資料を用意する人ですが、もちろんそのほうが地球にやさしいわけですからグッドです。ただ、その分、口頭での説明が多くなり、イマイチ伝わらない結果になりがちです。
ここで、何より注意してほしいのは、資料が“紙”ばかりだということ。
どうして、簡単なイラストや地図などを使わないのでしょう?
どうして、写真やビデオ動画を活用しないのでしょう?
立位の時の身体の傾きや歩行器での移動の様子を口頭で説明するのは、ちょっと乱暴すぎます。そこにデジタル写真が一枚あればどうでしょうか?
また、アクティビティでのゲームに熱中する様子を録ったビデオ動画があればどうでしょうか?
大事なのは「わかりやすい」こと。そして正確に伝えることです。
医療チームのカンファレンスなどでは、大写しになったレントゲン写真や患部の写真を眺めながら、チーム全員で検討を行っています。
それほどとは言わなくても、利用者宅のテレビにデジカメやビデオカメラを接続すれば、簡単に再生が可能です。とりわけ、一昨年の「地デジブーム」のおかげで、たいていの家のテレビは最新型となり、AV機器の接続が可能になっています。
数年後、ケアプランなど紙だけの資料では、「手抜き」と思われる時代が来るかもしれません。
もちろん、これらのデジタル資料を、ケアマネジャー1人が準備する必要はありません。デイサービスの様子は通所介護の事業所、リハビリの様子は通所リハの事業所など、それぞれの担当事業所にお願いしてみましょう。できることは、いろいろあるはずです。
『月刊ケアマネジャー』5月号では、会議を「資料」で盛り上げる知恵をたくさん紹介しています。
【ムロさんの写メ日記】
東京都小金井市のグループホーム萼(うてな)に行ってきました
庭には白菜の花が咲き乱れ……
思わず自写メをしました!(^^)!
取材の協力をいただいた茂木稔さん(福祉NPO法人うてな・理事長)と天城美枝さん(新生ふるさときゃらばん・女優)
こちらは、4/22(日)に行われた、ケアタウン総合研究所主催の東京セミナー「シナリオで実践するサービス担当者会議」の講義風景
グループワークの様子
サービス担当者会議のシナリオをみんなで読み上げ、難しい表現や失礼な言い方、抽象的で誤解を受けやすい言い回しなどをチェックしていきます
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