桜日和・花見日和
花見といえば桜と相場が決まっています。どうして桜見物と言わずに、「お花見」と称してしまうのでしょうか。それほどまでに私たち日本人の美意識や季節行事のなかには、「花=桜」と一体のものになっているのかもしれません。
たしかに、100円玉の模様も桜ですし、1000円札には富士山の前にドンと桜が花びらが開いています。それに学校の正門からの道も、川っぺりも、すべて桜並木が定番ですからね。
また、桜といえば「桜前線」の便りです。
「九州の熊本城では3分咲き、四国の高知城では2分咲きです」と、いつもは天気予報を知らせる気象予報士さんが「桜開花予報士」となる姿は、これも3月末から4月はじめの風物詩になっています。
さて、その桜。
なんと品種は600種類以上あるというから驚きです。
実は、接ぎ木や挿し木などで、簡単に品種改良ができるようです。
では寿命は……これが長い。
私が幼い頃によく訪れた地元の常照皇寺の枝垂桜は600年。
日本最古の桜は1800年といいますから、屋久杉並みというわけです。
数年前、どうして桜は一斉に咲くのかを説明してくれた人がいました。
「桜は接ぎ木で増やすので、つまり同じDNAなんですね。だから、一斉に咲き始めるんです。」
なるほど……なるほど。でも微妙にズレるんだけどなぁと思ったり。
そんな桜も、実は「傷」には弱いようで、花見客が枝を折ってそのままにすると、雑菌が入って腐ってしまうことも。
だから、「桜の枝は折ってはいけない」という言い伝えがあるんでしょうね。
実は先週の木曜日、スタッフたちと、事務所の向かいにある新宿御苑で恒例のお花見をしました。5分咲きくらいでしたが、なんとか8分咲きの桜を探してお花見開始。やはり多くの人がそこに陣取っていました。
ここで驚いたのは、白色の花びらと赤色の花びらが混在した桜の木があったこと。枝ごとに色が違うだけでなく、花びらの中に白と赤が混ざり合っていたからビックリです。
その横で、余裕で昼寝をしているのが猫です。このトラ猫、やたら人に慣れていますねぇ。カメラを向けられても動じません。「さあ、自由に撮っていいのよ」と呟いているようです。
熱心にカメラを向ける初老のカメラ小僧。迫り方が尋常じゃないですね(^_^;)。
最後に、桜に囲まれた私です(^_^;)
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コメント
余計なことですが・・・ 老婆心ながら・・・ 一本の木に赤と白と花が色づいているのは、写真から見ても桜ではなく、桃か杏かの類だと思います。これはこれでとてもきれいで私も大好きな花です。よく見かける花です。桜と並べば見劣りますが、桜のないところで咲いていると、力強く見え、頼もしくも美しい花だと思います。
花蓮さんへ
いやいや、ご指摘の件、そういえばそのような・・・(^_^;)。
そうですよね、確かめてみます
ちょっと興奮した自分に焦っています。
近いうちに新宿御苑に行って確かめてきます。
老婆心、ありがとうございます(>_<)
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