最近、心に残った言葉
私はメモを取る癖があります。
以前は大きなノートに書いていたのですが、ここ10年間はマルマンのメモ帳がとても使い勝手がいいですね。
文字の中に簡単なイラストも入れます。文字だと読まなくてはいけないし、形状を文字化するより、イメージをイラスト化したほうが速いですからね。要するに正確さより記録化→記憶化を心がけているわけです。
ここ2週間のメモから、ちょっと拾い読みをすると……
先日、ある出版社の方と3人で飲む機会があり、いろいろと盛り上がっている時に、えらく説得力ある声でSさんが言い放ったひと言です。
「人間、100年は生きないんだから」
当たり前なんですが、そう言い切られると、案外とすっきりと聞けるもので、悩み解消にはもってこいかな?と思いました。
ある異業種交流会でのこと。これは62歳になられた元教師で、今は地元で小さな学習塾「おもしろ塾」をされているOさんのつぶやきです。
「人生は分母が増えると人生の流れが速くなるように思います」
なるほどなぁ~。さすが教員ですね。算数と人生をかけあわせて説明されると納得です。これは小生も以前から持論にしていたことなので、わが意を得たりですね。
先週は岩手県釜石市と大槌町に行ってきました。
そこで被災地を案内してくれたT保健師さんの言葉です。
「家もモノも流されてしまいました。でも人をなくした悲しみの方が強いです」
Tさんも家を流された被災者です。そんな彼女も、小さい子どもを亡くした親の気持ちに寄り添うのはつらいと言います。
「生き残った親の悲しみは深いですね」
仮設住宅を訪問し、夫(87歳)、妻(88歳)のご夫婦のお話を聞く機会がありました。ご主人は、歩けない奥さんを引きづりながら山に逃げた様子を詳しく話してくれました。
「私は長男で、これまで家をつぶさないためにがんばってきました。ご先祖様に顔合わせができないからです。でも今回は波がつぶしたんで、許してくれるでしょう(笑)」
と快活に話されるたくましさに感動しました。
そして……
「私は死んでも葬式はしてもらわなくてもいいです。この津波で海に眠っている人がいるんですから・・・」
その声に深い悲しみと持って行き場のないやるせなさを感じました。
ムロさんの写メ日記
福井県の地域包括支援センター主催の福祉相談員研修会です
釜石市・大槌町の合同研修会です。みなさん、持参したケアプランの見直し中です
なんと、同姓の「高室」さんが・・・。もしやして遠野市出身ですか?と質問すると「そうです!」と。実は遠野市には高室という地区があるのは知っていましたが、本当にそのまんまの苗字が・・・(^_^;)。
ちなみにフルネームは「高室晴実」でした
大槌町の湾内にある「ひょっこりひょうたん島」のモデルになったというひょうたん島が・・・震災の日、観光客も被災されたそうです
大槌町役場は、被災したままに残っていました。3.11の震災1周年で献花された花束が風に揺れていました
大槌町の復興商店街にうかがいました。活気ある「いらっしゃい!」が印象的でした。
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