再会・再会・再開!
先週の火曜日は福岡県社協主催の市区町村社協コミュニティワーカー研修会でした。タイトルは「地域支援のススメ」です。
私の講義の前に2人の社協マンが約20分ずつの東日本大震災の報告をしてくれました。福岡県社協は福島県浪江町への支援に入っていたそうです。その様子を報告した1人が園木崇嗣さんです。かれの報告が実にユニークでした。名刺を見ると社会福祉士です。
ずいぶんと話し慣れているなと思いながら聞いていました。
伝えることとコミュニケーションの大切さについて話していました。途中、奥さんと出会ったときの経緯(婚活と本人は話されていましたが……本当は?)や、結婚してからの会話の激減ぶりなど、ちょっと自虐ネタをからめながらの報告でした。
園木さんはホームレス支援の雑誌「ザ・ビッグイシュー」を応援しているそう。
私も新宿でよく買います。
昼休み、「なかなかうまいですね」と話すと、意外な返答が……
「先生の話を5年前に聞いてから、ずいぶんと工夫をするようにしているんです」
「えっ?いつのことですか」
「福岡県の社会福祉士会でプレゼンテーションの研修をしてくれましたよね。あの時にぼくは受講生でいたんです。とても参考になりました」
「あの西南大学での研修会ですか?」
「はい、あの時です!」
いやぁ、本当にうれしいですねぇ。こうやって再会できるのが。ここ数年、私の研修会は3回目以上という方が増えてきて、サイン会(笑)のときにも気軽に話される方が多くなったなという印象でした。
ですが、ケアマネジャー対象の研修会が多いので、こうして社協研修で声をかけてもらえるのは、またうれしいものです。
そして、そして……ある小柄な女性が私にもとに近づいてきました。彼女の口から飛び出したのは「先生、私もボリビアに住んでいました」というセリフ。ボリビア人? と一瞬思いましたが、実に日本語がうまいし帰国子女なのかなとも連想したり。
生まれと育ちがボリビアの小林さん
「私の両親は日本人です。でもむこうで生まれたので、小林と和恵の間にベティという名が入っているんです。ベティは、ボリビアで呼ばれていた私の名前でした。日本で戻ってきて、それを名前に入れたんです」
へえ~ですね。これだけだと、両親のいずれかが外国籍の人で、小林さんはハーフ?と勘違いされますよね。でもインパクトは強烈ですね。確実に覚えますものね。
これが名刺です。なかなかカワイイ名刺ですね。
たしかに、テレビでもハーフの人は多くなりましたね。われらが少年期には「ハーフ」は、まだ敬遠するムードがありました。今は、「ハーフはなぜ優秀なのか」という本が出るほどに、ハーフといわれる人たちの活躍がめざましく。有名なところで、ピッチャーのダルビッシュ有やベッキーなどが……。
翌日は新潟県長岡市の「高齢者支え合いづくり講演会」に行ってきました。講演後は壇上で地域で活躍するみなさんとまじえてのミニシンポです。
シンポジストのみなさんと記念写真です。事前の打ち合わせでは、「15分も話せるかなぁ」と心配顔のみなさんでしたが、話し始めると全然印象が違います。きっちりとお1人数分オーバーするくらいの話しっぷりでした。お疲れ様でした。
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コメント
高室先生、掲載ありがとうございます!自分の名前をこういうところで見るとびっくりしました。社会福祉士会の研修を受けて以来、先生を目指してきて、その先生からおほめの言葉をいただけるとは、こんなにうれしいことはありません。桂川町のベティさんにも連絡しておきます。またいつか先生の講義を受けられる日が来ることを期待しております。
高室さん
お久しぶりです。
園木さんから、写真付きで載ってるよ~!!と連絡がありました。掲載ありがとうございます。
この名刺のおかげで、初対面の方にもすぐ覚えて頂けています。
園木さん、小林BETTYさんへ
返事が遅くなりました。
ご覧になっていただいたんですね。
数年ぶりの再会は、以前の自分を振り返ることになり、またこれからの歩みを勇気づけるきっかけになりますね。
また福岡県の社会福祉士会のみなさんとプレゼンテーションの技術を一緒に磨く機会があるといいですね。私もあれからいろいろノウハウも増えていますので、より実践的な内容を伝えることができますので。
小林さん、桂川町にも、機会があればうかがってみたいですね。その日を楽しみにしています!(^^)!
移動中の東海道新幹線車中より
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