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高室成幸の「ケアマネさん、あっちこっちどっち?」

投稿という人生

 みなさんは新聞の投稿欄を読まれることはありますか?
 ついつい見逃してしまいがちですが、そこには記事とはひと味違った、ナマの声が満ちあふれています。

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 有名なところでは朝日新聞の「声欄」。もちろん有名といっても朝日新聞を購読している方以外には、何それ?という印象でしょう。
 話はいきなり脱線しますが、京都のわが家では朝日新聞を読んでいたせいですか、いまも朝日新聞の紙面から逃れることができません。海軍の経験がある父(68歳で死去)の性格?からすれば、地元の京都新聞か読売新聞なのではと、いまでは思うのですが、なぜかずっと朝日新聞でした。

 だからいまでも朝日新聞フリーク……。読むのがすっかりと習慣化しています。他紙も読むのですが、どうもしっくりとこない。(^_^;)

 なんてことはさておいて、投稿欄です、今回のテーマは。
 中味はもちろんのこと、いつも気になるのは投稿をしている顔ぶれです。相当ヒマを持て余している人が書いているんだと毒づく政治家の先生もいるようですが、いえいえ、ハッとさせられる解釈や体験、考え方に出会うことも多いものです。
 8月の戦争特集では、90歳前後の方々が、いまも生々しい戦場の体験や引き揚げの経験を書かれています。その記憶力と文章力にも感心したり……

 先日、朝日新聞の女性投稿欄「ひととき」の60周年!を記念したシンポが開かれ、投稿王?の方々が対談をしているのが掲載されました。
 投稿歴30年という三重野文子さん(宮崎市在住)は、単なる井戸端会議の投稿でなく「いざ出陣の薄化粧」の姿勢で書いてきたといいます。また、並木いとさん(千葉市在住)は、娘や息子の就活など家族を通じて矛盾を感じたことを書くことにしているとも。
 作家の林香里さんは、「ひととき」欄は「書くことは発見につながる。オンナ・コドモのジャーナリズム」と表現します。

 投稿欄の年代層は実は相当に幅広いのです。10代の中学・高校生から20代、30代~40代、そして結構な厚い層が60代で、意外や意外、80代の皆さんも健筆をふるっていらっしゃるのです。
 文字の力ってすごいなぁとつくづく思います。
 うまく話せなくても、時間をかけてもよいのが書くこと。それに「話し直し」という言葉はありませんが(言い直しはありますがね)、「書き直し」という表現があるように、書くことには訂正・修正が許されているということ。話す言葉を失っても、書く言葉の習慣があればコミュニケーションがとることができ、自分の意思を伝えることができるということですからね。
 ……これは「文字の力」ですね。

 さて、最近の「声欄」でなるほどと思った記事を紹介します。
「喫煙者は医療費に連帯責任を」という投稿。さいたま市北区の青戸晋さん(46歳:契約社員)。酒とたばこ、どちらが迷惑をかけるかというくだりで、「酒で他人に迷惑をかけた場合はその人物を特定するのは比較的容易だが、他人の吸うたばこで健康を害した場合、特定するのはまず不可能」とのご指摘。だからたばこ増税の分は医療費に回すのが当然という主張です。
 なるほど、このようにそもそも論で来られると、たばこ増税の使い道も思わず膝を打ちたくなりますね。

 今日でも、ちょっと各新聞の投稿欄をちょっと覗いてみてください。
 小学生の投稿には脱帽するくらい鋭いのがありますよ(^_^;)。


ムロさんの写メ日記

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中国・四国身体障害者療護施設職員研修会での記念講演です

2011101702.gif
テーマは「ケアの仕事とメンタルマネジメント」でした

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益田圏域老人福祉施設協議会の職員研修です。テーマは「対人援助にいかす伝える力」です


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おきまりのサイン会。握手会もしています(^_^;)


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浜田市のサンガーデン輝らら☆職員研修会です。デイサービスのフロアでの研修会。スタートして半年。職員の皆さん、だれもがフレッシュです


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熱心に、埋め込み式のタカムロレジュメに書き込み中です

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華道と茶道の指導者であり、介護職員の長谷一也さん。テーブルの上に飾られているフラワーアレンジメントは入居者の方々に指導したもの。とても華やかでした


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長谷一也さんの作品です。特技が生かされています!(^^)!

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移動中の新幹線の中。研修会用パワポを制作中にひとやすみ

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コメント


高室先生、先日はご講演いただき本当にありがとうございました。

とてもとても、貴重な学びとなりました。

CADL・・・推進していきますね(^^)

また先生の研修のおっかけをしたいと思います!
よろしくお願いいたしますm(__)m

今度お会いできるときは
金太郎からかぐや姫くらいになって、2割の内容でゆったりと話せる自分になっていたいです☆


投稿者: 金太郎 | 2011年10月17日 22:23

金太郎さんに改名されたのですね・・・なるほど。
以前は桃太郎さんでしたよね?
CADLの視点で作成したケアプランを楽しみにしています。
また送ってくださいね!(^^)!
今度会うときは「かぐや姫」ですね。しっかり楽しみにしています。
ただ、気がつくと「3年寝太郎」になっていたり・・・(笑)。
また一緒に学びましょう!


投稿者: たかむろ | 2011年10月24日 16:42

※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

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プロフィール
高室成幸
(たかむろ しげゆき)
ケアタウン総合研究所所長。日本の地域福祉を支える「地域ケアシステム」づくりと新しい介護・福祉の人材の育成を掲げて活躍をしている。「わかりやすく、元気がわいてくる講師」として全国のケアマネジャー、社協・行政関係、地域包括支援センター、施設職員等の研修会などで注目されている。主な著書に『ケアマネジメントの仕事術』『介護予防ケアマネジメント』『ケア会議の技術』『ケアマネジャーの質問力』(以上、中央法規)、『地域包括支援センター必携ハンドブック』(法研)など著書・監修書多数。

【高室成幸さんの最新刊】
『ケアマネジャーの質問力』
著者:高室成幸
定価:¥2,100(税込)
発行:中央法規出版
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