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高室成幸の「ケアマネさん、あっちこっちどっち?」

夏の思い出

 夏です。本当に暑い夏です。
 テレビではびっくりするようなコメントがありました。
 「5年前から猛暑という用語が使われるようになってきました。平均気温36度を目安に使ってきたのですが、もう猛暑が当たり前になってきているので、これ以上の暑さを表す用語が必要になっている」
 猛暑が当たり前…そういえば、暑さ寒さの基準が変わっているのは実感します。そこで、例に出されたのが「酷暑」ですね。これはわかります。「酷」は「酷い(ひどい)」とも書きます。猛烈よりも酷い暑さという意味ですね。

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 しかし、その上をいく用語がありました。それはなんと「炎暑」です。文字変換でもたやすく出てくるので、用語辞典にはあるわけですが、「炎」のような暑さとは…(^_^;)。だったら、その上は「燃暑」(ねんしょ)となるのでしょうか?

 今年の夏、救急搬送される高齢者の方が多い。従来の夏でも、ついトイレに行くのを少なくするためについ水分を控えめにする高齢者の方が多いのですが、節電のおかげでエアコンと扇風機を控えめにするので、さらに汗をかいて脱水状態が深刻になっています。

 家の中で熱中症にかかる…日本の家は高温多湿の気候のせいで風が流れる風通しのよい構造でした。それが熱効率を上げるとかで高気密・高断熱が建築業界の流れになって、おかげでエアコンがなければ冷えない家になったのでしょうか?
 気が利くケアマネさんはペットボトルを常に携行したり、アイスボックスのなかにミニ保冷剤を入れて、利用者さんに涼を感じていただく工夫をしていると、昨年、某ベテランケアマネさんにうかがいました、たしか。

 今回のタイトルは「夏の思い出」です。
 これは施設の職員研修の3分間スピーチでやってもらう定番のテーマなのです。ちょうど、この時期にやるので季節がらよいのと、だれにも、それなりのほのかな思い出があるから。家族との思い出、彼や彼女との甘酸っぱい思い出、職場での思い出などなど…たとえ3分間でも語れることはたくさんあります。

 私の夏の思い出は…小学生の頃、近くの古びた公民館に集まり、朝9時から11時まで、地元の小学生が集まり夏の宿題をいっしょにやるというのが習慣になっていました。通称「朝起き会」。勉強の嫌いな私はこれがいやでいやで…でも、午後1時~3時までは、同じ顔ぶれで川に水遊びに行くのです。これは楽しかった。いまでこそ、プールが当たり前ですが、私たちの頃はそんなしゃれたものはなく、水深3mあたりの流れの急な川で遊ぶのが日常です。3mくらいの高さの岩から飛び込んだり…。

 そんな日もあったなと、しばし、感慨にふける年齢になってしまいました。みなさんの夏の思い出、家族や職場の皆さん、それに利用者さんやご家族さんと話されてみると、意外や意外な発見があったり。

ムロさんの写メ日記

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ケアタウン総合研究所の東京スクールのファシリテーター養成講座(8月)。実践的な会議の進行ノウハウを伝えます。講義の後の模擬演習会議(25分間)の様子です

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進行の様子をビデオに収録し、細かくチェックをしていきます

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私もロールモデルとしてファシリテーションの様子を収録し、どのような狙いをもって進行しているかを随時、ノウハウを説明します

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かき氷屋さんの前にあった「氷の看板」。これは涼しかった!(^^)!

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コメント


 いつも楽しみに読ませてもらってます。今年の夏は本当に暑いですね~お元気ですか。私の担当している方は暑さを感じない、水分を摂るとトイレが近くなるとか言って脱水になり救急搬送される独居の方が多発し往診の先生から教わったペットボトルの水に砂糖と塩を入れた物を訪問時作って飲ませてます。私も昔を振り返る事が懐かしく(笑い)小学生だつた頃親は共稼ぎだった為三才年下の弟を連れて友達の家で宿題をし目の前の山でカブトムシ、クワガタを採ったり田んぼをかけずり周ったなぁ。今の横浜たまプラーザ辺りの話です。


投稿者: スズ | 2011年08月16日 00:09

※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

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プロフィール
高室成幸
(たかむろ しげゆき)
ケアタウン総合研究所所長。日本の地域福祉を支える「地域ケアシステム」づくりと新しい介護・福祉の人材の育成を掲げて活躍をしている。「わかりやすく、元気がわいてくる講師」として全国のケアマネジャー、社協・行政関係、地域包括支援センター、施設職員等の研修会などで注目されている。主な著書に『ケアマネジメントの仕事術』『介護予防ケアマネジメント』『ケア会議の技術』『ケアマネジャーの質問力』(以上、中央法規)、『地域包括支援センター必携ハンドブック』(法研)など著書・監修書多数。

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