そろそろオヤノコト:ブログ版
「そろそろ親のことが気になる年齢になりました」
なんて広告コピーが目につく年齢になるというのは、中年になったということでしょうか。中年の呼称は主に男性に使うようです。女性はなんて言えばいいんでしょう。確かに中年女性という言い方はありますが、いまどきの中年女性には使えないくらい若い!女性が多いですね。
先週の土曜日、有楽町の東京フォーラムに向かいました。「オヤノコト.エキスポ2011」に顔をだすため。今年で第4回と言います。いつか行きたいと思っていたのですが、なにしろいいタイミングで在京することはめずらしく、今回はケアタウン総合研究所主催の東京スクール(2日間:初級講師養成講座)の初日の午前中に約1時間、なんとか時間を捻出しました。
今回のコンセプトは「親子のコミュニケーション創造」です。対象は、親のことが気になる世代、つまりオヤノコト世代と名付けています。運営事務局が㈱オヤノコトネットというから念が入っています。
左回りで回ることに。最初のブースで面くらったのは絵地図師・高橋美江さんのブース。全国200か所以上の絵地図を製作するだけでなく、散歩屋としてまち歩き講座を活発に展開している人です。
とにかくにぎやか。エキスポ内をスタンプラリーするという趣向も楽しく、思わず「下町散歩」の正・続の本を購入しました。
私の隣が高橋美江さんです。
おもしろいのは、昔懐かし立体地図。小学館の「小学2年生」などの学習書の付録についていましたね。切り取って、地図に差し込むわけです。こういうアイデアも高橋さんならではのもの。
今回は、福祉機器展とはコンセプトを異にするので、どちらかというとエンターテインメント系や旅行系、さらに保険などのファイナンス系も多いように感じました。
配食サービスも力が入っていました。なんと「試食コーナー」までありましたからね。それと葬祭関係も目立ちました。いわゆるウエディング系ならぬ「エンディング系」ですね。さらに、お隣には墓石関係のブースが。墓石(はかいし)でなく、メモリアル系でしょうか。いまは、かつてのようなタイプでなく、丸い石やレリーフ、直筆の書などが人気と聞きました。
今回、数社が「オレオレ詐欺撲滅システム」を展示していました。
興味深かったのは、知らない番号からかかってくると、要注意のアナウンスが流れ、同時に遠隔地の子どもはやりとりが同報で聞けて、いざとなったら子どもが対応できるというもの。これはスゴイですね。NTTや警備会社のシステムには感心しました。技術が「暮らしを守る」……まさにそのものです。
オヤノコトのつもりの中年の子どもたちも、次第にジブンノコトになっていくんでしょうね。そのときは、子どもに迷惑はかけたくない、世話になりたくない、そして世話になれない……さまざまな事情を抱えた団塊世代の方々にとっても、ヒントいっぱいのフェスタでした。
ムロさんの写メ日記
神奈川県地域福祉コーディネーター研修会の様子です
午前中の講義のあとは、「神奈川県H市の防災マニュアル」作成のワークショップです
H市の基本データと地図。地図には海抜2m以下の地域が斜線で示されています
発表もそれぞれに工夫がありました
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