ジョギング的マラソンな人生
先週のスポーツ新聞で注目を浴びた無名のアスリートといえば川内優輝さん(23歳)です。アナウンサーの絶叫が途中から「公務員ランナー!」になり、ゴールに入ると「いやぁ、有休をとってぜひ世界に挑戦してもらいたいですねぇ」の感想に、お互いサラリーマンの身としてのしみじみとしたエールになっているのが、実におかしかったです。
無名というか、だれも期待もしていない?ところでの快挙は、実業団のランナーにとっては冷や汗ものでも、わたしたち庶民にとっては、とても爽やかな印象でした。みなさんはどのような感想をいだかれましたか?
東京マラソンは大変なプラチナペーパーになってしまい、「当たるも八卦」(?)の状況のようです。そうなるのも納得のランナー人口の急増ぶりです。現在だけでもおよそ436万人いるそうです。その約10分の1弱の33万人が東京マラソンに応募するというのですから、驚きです。
健康維持か心身鍛錬か……それとも暇つぶしか。いずれにしても、やらないよりは絶対にやったほうがいい。どれだけ速く走るか、どれだけかっこよい恰好で走るか(最低限のものでOK)を気にする必要はありません。
が、絶対に気にしていただきたいのは、シューズとソックスですね。マラソン歴(といっても、いまは週一10キロがやっとのランナーですが(^_^;))15年の自分が言うのだからまちがいありません。
シューズが合わないと悲惨です。ソックスがシューズ内でずれると、痛みで走れないことも……まあ足元が大切ということです。
さて、小生は全国を研修で飛び回りますが、荷物になるのを覚悟でランニングパックを一式持ちまわるときがあります。
「ここの街を走らずしてどうする!」という気概に燃えちゃうんですね、つい……。というのも、車で走るのと自力で走るのでは、身体の中に残る街の記憶は絶対に違うことに、マラソンを始めて2年目に気がついたのです。
ケアタウン総合研究所を立ち上げる前職時代、ニューヨークに行く機会があり、4日間滞在することになりました。その時、小生はランニングパックを持参していました。同僚が寝静まっている早朝の5時です。外はすっかりと明るく、マリオットホテルから向かったのはセントラルパークでした。すでに、すでに、なんと! ジョギングしている市民ランナーの多いこと。「グッドモーニング♪」をお互いに交わし合っていると、気分はすっかりニューヨーカーです(^_^;)
セントラルパークを一周し、翌日はパーク内のあちらこちらをジョギングし、おおよそ地理もわかりました。
おかげで……セントラルパークを舞台にした映画があると、わかるんですねぇ、おおよその場所が。身体がしっかりと覚えているんです。これにはうれしくなりましたね。
ということがあるので、先々週の日曜日、マグロで有名な青森県大間町でも、朝の8時に走り出しました。もちろん防寒には注意して、首にスポーツタオルをマフラーのように巻いてね。と、ところが……
「さ、さ、寒~い(>_<)」
走ること15分。いえいえがまんすること15分ですね。本州最北端の民宿まで走ってギブアップです。手はかじかんで声も震え……「アカン、死んでしまう」と内心呟きながら戻りました。
フロントの方に走ったことを伝えると「いや~、走ったの? 今朝は寒かったからねぇ。よく走ったねぇ」と呆れられました。
いやぁ、不覚でした。
でも、このおかげで大間の町はしっかりと身体の記憶に治まりました。ただちょっと情けない顛末でしたが……。
ちなみに私が愛用しているのは、あの間寛平さんがアースマラソンで履いたモデルです。安定感は抜群で、スピードは出せませんが、初心者には問題なしのシューズです。
ムロさんの写メ日記
3月2日は厚木市・愛川町・清川村障害者自立支援協議会の生活支援部会の研修会でした。
神奈川県の県職員の方から地域福祉コーディネーターの説明がありました
共生行為と連帯行為について話しています
連携を組むための4ステップについての説明です
翌日の3日・4日は神奈川県高齢協研修支援センター主催の職員育成指導者研修会です。全員のショットです
グループワークに割り込む私(笑)です
ファシリテーションの演習を行っています。周囲は観察者となって、話し合いを客観的に見ることで、どのような話しの進め方がよいのかを実体験してもらいます
自己評価スケールの説明です
最後は……大間町を寒風ジョギングをした時に撮影した写メです。大間の雪は横から吹く!を地でいく寒さでした(>_<)
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コメント
ジョギングの気持ちよさ、わかります。
私も知らない街への移動がある時は、シューズを持参します。その街のにおいや風景、音が、観光パンフレットとは違う記憶を自分の中に残してくれます。
人間の足で動くスピードが、本当は一番旅の思いで作りに適しているのかもしれませんね。
秋田のタカさんへ
お久しぶりです。
うれしいですね、この話題への書き込み。
「街のにおいや風景、そして音」・・・まさしくそうなんですね。装飾されていない、ナマの街に包まれている実感。
身体に思い出がしみ込んでいきます。
そして、人々の笑い顔、穏やかな表情、そんなひとつひとつが「瞼の思い出のアルバム」となって、心のスクリーンに映し出されるんです、やがて。
ジョギングでなく、歩くことでもいい。自転車でもいい。自分なりに汗かくこと。すると身体は正直に、その思い出を刻み込んでくれます。
タカさんの思い出のアルバムを、また書き込んで下さい。
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