10のマネジメント
あと数日で4月です。
新宿御苑の桜の花びらも少しほころんできたようです。
例年なら3月は年度の終わりで卒業式が目白押しのはずですが、東日本大震災と福島原発事故により、いずこも自粛ムードです。年度末に予定されていた研修会やイベントも軒並み、中止や延期のお知らせが届きます。ケアタウン総合研究所主催で東京で4月10日(日)開催予定だった介護保険制度改正を前にした「緊急シンポジウム」も延期とさせていただきました。
先週、某紙の37面の下のごくごく端っ子に、「東大卒業式、代表12名で行う」とありました。卒業生とその両親たちを今の東京に呼ぶことのリスクを考慮し、各学部代表者が1人選抜されて卒業式を行ったと記事には書いてありました。戦時中を除く東大の歴史でも初めてのことでしょう。
震災PTSDとは
前回は、私の地震のときの様子について書きました。
あれから約2週間が経過しました。震災の被害の甚大さは、私たちの想像が追いつかないくらいの深刻さで迫ってきます。
そして、福島原発事故の予想外の展開に、ただ言葉をなくすだけでなく、福島の県民の皆さんの無念さに心が痛みます。
東北で災害支援・復興支援に関わる福祉・介護・医療関係者の皆さんと自衛隊・消防署・消防団、そして警察や市町村行政関係者、地元の被災者の皆さん、そしてボランティアの皆さんに心から感動しています。
そして10日ぶりに80歳の女性と16歳のお孫さんが救出されるという報道に、あきらめないことの大切さを感動を持って教えられます。
東日本大地震、その時、私は…
先週の金曜日、午後2時30分過ぎのこと。私は霞が関近くの17階のビルにいました。ユラッとして……
「あれ? 地震? まあすぐにおさまるだろう」と思っていたら。
おさまらない。ユラユラとビル全体が左右に揺れ始めました。
「ちょ、ちょっと、これマズイですよ」と精一杯の声を出すだけの私。できたのは、開いたドアが閉まらないように、しゃがみこんで手で支えるだけです。1分程度でしょうか。
やがて、ヤレヤレ大丈夫と思ったら、再び揺れだして。
また扉のそばに座りこんで固まってしまいました。
数分後、ドドドッと下から突き上げるような響きを靴底に感じたと思ったら、再び、揺れが始まりました。
この時には、地震発生の館内放送がうるさく流れ始めます。
ジョギング的マラソンな人生
先週のスポーツ新聞で注目を浴びた無名のアスリートといえば川内優輝さん(23歳)です。アナウンサーの絶叫が途中から「公務員ランナー!」になり、ゴールに入ると「いやぁ、有休をとってぜひ世界に挑戦してもらいたいですねぇ」の感想に、お互いサラリーマンの身としてのしみじみとしたエールになっているのが、実におかしかったです。
無名というか、だれも期待もしていない?ところでの快挙は、実業団のランナーにとっては冷や汗ものでも、わたしたち庶民にとっては、とても爽やかな印象でした。みなさんはどのような感想をいだかれましたか?