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高室成幸の「ケアマネさん、あっちこっちどっち?」

「おつきあい」のマナー:番外編

 今回は、『ケアマネジャー』での連載「ムロさんのケアマネジメント・マナー講座」の最終回で書いた「おつきあいのマナー」についてです。

 親しき仲にも礼儀あり、親しき仲にももてなしあり……
マナーは、人間関係のクッション材であり、初対面の人との最初の「心のかけ橋」になってくれます。一方、そのマナーを知らないと、相手の心を逆なでしている(^_^;)ことになっていたり、大変な誤解や悪い印象を与えてしまっているかもしれません。
 それはとてももったいないことです。

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 そんな思いで始めた連載ですが、最終回の3月号は「おつきあい」について書きました。ケアマネジャーにとって仕事仲間は「ケアチーム」のみなさんです。施設や病院なら、組織内の職員になりますが、在宅支援では、法人が異なるそれぞれの事業所に所属するスタッフの方々になります。このとき「おつきあい」のマナーは結構大切です。
 ベッタリでなく、疎遠でなく、それでいていざとなればお互いの力になれる。そんな「いい距離感のあるおつきあい」は、どんなマナーでつくればよいでしょうか。

 いろいろと考えました。2部構成になっていて、最初の「好感度を上げる『5つの技』」は、比較的簡単に書くことができました。
 ざっとご紹介しますね。
①「初対面」で好印象づくり
②「楽しい話題」は打ち解けるコツ
③「ほめる」ことで関係を親しくする
④「お誘い」で深める関係づくり
⑤「すみません」でなく「ありがとう」で感謝の気持ちを伝える

 ところが、仕事の関係では、そんなプラス面ばかりではありません。「なかなかやってもらえない」「よく手違いがある」「たびたび確認しなくてはいけない」となれば、仕事関係といえど、苦言?や注文?を伝えなくてはいけません(内心、相手も面倒がっているだろうなと思うと余計に億劫になったりしますが)。
 利用者(家族)の方からの苦情なら、「どういえばいいか」を散々悩み、なおさら緊張することになります。

 そこで、第2部は「関係を壊さない」をコンセプトに、どうやったら上手に「促すこと」ができるか、どうやったら「断ること」ができるか、どうやったら「尋ねること」ができるか、としました。

 ちょっと紹介すると、「促し方」のコツは「急かすようですみませんが~」のクッション言葉が有効、「尋ね方」のコツは「今よろしいですか?」と相手の都合を確認してから行うとスマート、などなど。

 この「ケアマネジメント・マナー講座」の連載も今月で終了です。
 新年度は……さてさていかがあいなることか(^_^;)

 全国のケアマネジャーさんからの「読んでいます!とっても参考になります!」の言葉は、とても励みになりました。書くことって、とても孤独な作業ですから、そんなひと言ひと言でいただける反響が、かなりうれしいのです!(^^)!


ムロさんの写メ日記

 

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青森県むつ市の(社福)青森県社会福祉振興団のリーダー研修です。
場所は下北自然の家です。
2日間研修はかなりハードでした

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苦情を言ってきた長女に対応する生活相談員のロールプレーです
これをビデオ録画することで客観的に「自己覚知」することができます


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ファシリテーション研修です。「中途採用者がどうして定着しづらいのか」をテーマにみんなで話し合います。さすがに会議慣れしているみなさんでした

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生活相談員役の「木谷さん」とツーショット。いい味なんですよね、彼が!期待の星ですね

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最後はお見送り……ハイタッチは照れました(^_^;)

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特別養護老人ホームくろまつの職員のみなさんの前で午後6時から2時間!入職1ヵ月の職員さんもいました。お疲れさまでした


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夜は、大間のマグロを美味しました。
いやはや、これはすごい旨かったです


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翌日の午前中は、大間町の材木地区を地域包括支援センター主任介護支援専門員の納谷さんに案内してもらいました。まずは漁港です。
この漁港には、本州最北端の民宿もあるそうです。そりゃそうだよなぁ~と思いました

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端から端まで車で20分の範囲に6000人弱が住んでいるので、地域づくりはとてもしやすいとのことでした。大間の雪は「横」から吹いてくるので、傘は効果なし(^_^;)

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大間町の町民対象の「福祉のまちづくり」の講演会でした。70代の方も多く、話し方もゆっくり・ていねいを心がけました(^_^;)


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昨日の日曜日は八戸市の隣の南部町の町民対象の講演会。認知症でも暮らせる「地域づくり」~今、できること、しておくこと~をテーマに話しました。当初、200人の予定がなんと300人超の方々が集まられました


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講演終了後は、地域のボランティアサークルひだまりの活動発表、そして極め付きは即席劇「NJB88」の認知症をテーマにした寸劇でした。青森の方言爆発で、会場は大笑いでも小生は2割しかわからない(>_<)。でも、とってもとっても盛り上がりました
※劇団名の由来:NJBは南部じっちゃばちゃ、88は喜寿と末広がりの略


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最後のフィナーレです。まるで劇団四季でした、これは!


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主演のじっちゃん役とばっちゃん役のお2人と記念ショットです。
セリフ回しもうまい!本当に名優でした


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コメント


 下北最北端までの研修お疲れさまでした。全国を駆け回ってのお仕事、大変だと思いますが子高室が沢山育っているのではないでしょうか。
 先生の話の中に私の手帳に書きこまれているフレーズと重なるものがあり、なんだか身近に感じてしまいました。それと介護の歴史に寮母さんの時代の話がありましたが新鮮でした。
 福祉業界は進化する時代に入りました。生き残りをかけて、ふるいにかけられることになります。高室先生は、福祉業界を先読みしていたのでしょうか。福祉業界にメスを入れてください。今後のご活躍を願っています。


投稿者: 成田淳子 | 2011年03月01日 00:17

成田淳子さんへ

 今、本厚木で神奈川県高齢者施設協議会の二日間研修が終了しました。対象は中堅リーダークラスの皆さんで、とても集中したいい研修会でした。
 福祉業界が進化する時代・・・本当に「変わる時期」にきていると思います。そんな時代に私ができることはなにかを問いかけながら、がんばっていきたいと思っています。


投稿者: たかむろ | 2011年03月04日 16:44

※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

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プロフィール
高室成幸
(たかむろ しげゆき)
ケアタウン総合研究所所長。日本の地域福祉を支える「地域ケアシステム」づくりと新しい介護・福祉の人材の育成を掲げて活躍をしている。「わかりやすく、元気がわいてくる講師」として全国のケアマネジャー、社協・行政関係、地域包括支援センター、施設職員等の研修会などで注目されている。主な著書に『ケアマネジメントの仕事術』『介護予防ケアマネジメント』『ケア会議の技術』『ケアマネジャーの質問力』(以上、中央法規)、『地域包括支援センター必携ハンドブック』(法研)など著書・監修書多数。

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著者:高室成幸
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発行:中央法規出版
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