利用者(家族)の「意向」
ケアプラン点検支援マニュアルやケアプラン作成の研修会では、まず最初にいくつかのケアプランの例を見てもらうことにしています。その例は、実際のケアプランに記載されている文章や、みなさんが参考にされているケアプランに関する本からの紹介です。
どうしてそうするのか。
「ケアプランがなかなかうまく書けないんです」
「自分が書いていて言うのも変かもしれませんが、ケアプランに納得がいかない時があります」
「利用者さんや家族さんもわかっているのかなと不安になることも度々です」
このような声をきくので、ならば実際にどうなっているのか見てみましょうと、いくつか実例を紹介して、いろいろ気づいてもらいます。
いつかやがて「出会う人」 いつかふたたび「出会う人」
みなさんは「○○のような人に会いたい」、「○○さんに会いたいな」と、ふと著名人やなつかしい幼なじみの顔を頭に思い描いたりしたことはありませんか?
相談援助職のみなさんなら、他界された利用者さんやそのご家族にまた会ってみたいと思う瞬間がとても多いのではないでしょうか?
それほどに人の人生に身近に関われる相談援助の仕事とは、とても魅力ある仕事だと思います。
「おやっ」と思う習慣
全国を巡っていると、到着した駅から研修の会場まで、主催者の方の車で送迎してもらうことがよくあります。私は小さい頃から外の景色を見るのが好きなので、ついついキョロキョロとタウンウオッチングします。家並みや家の大きさを眺め、「ずいぶんと立派な家が多いですね」、畑が続くと、「どんな作物をつくっているんですか?」、商店街を通ると「シャッター通りはありますか?」「大手の郊外型スーパーの影響はありますか?」など、質問攻めをします。
もちろん、相手がタクシーの運転手さんでもしっかりと尋ねます。
伸びしろを育てる
全国でケアマネジャーの研修会に呼ばれると、ちょっと感じる違和感(すみません)のひとつが「人生のベテラン級」が増えたなあということ。つい6年前なら40代前後が多かったのが、印象として(あくまで印象です(^_^;))、40代後半が増えているなということ。それにいきなり60代前後で合格された方もいます。