北海道に立つ!
日産スカイラインのCMソング「ケンとメリー」といえば、多分、昭和30年代前半生まれの方ならバッチリと脳裡にメロディが流れてくるのでは?それほどに印象的だった曲です。
北海道の美瑛には、その名も「ケンとメリーの木」があるというので、深川市の東さんと幌加内町の小野田さんに案内をしてもらいました。その前には、あの旭山動物園にも案内してもらいましたが…(^_^;)
北海道に研修で呼んでいただくことが増えました。5月のブログに書きましたが、3週間前に帯広、そして7月には札幌と、毎月うかがっていることになります。
北海道に来ると、なぜか「北海道に来た!」というしみじみとした感動が身体に走ります。少し大げさですが、やはり北海道らしい風景に、その理由があると思います。
そして、この広々とした大地の上で、家々に暮らす高齢者を支えていくのは、内地とはケタ違いの「独特の苦労」があるのだろうと思いは募ります。
北空知地域の介護支援専門員協会の幹事のみなさんと食事をしながら各自の自己紹介してもらいました。その際に、「自分の座右の銘を言って下さい」と注文を出しました。エ~と言いながらも、それぞれにユニークなフレーズを語ってくれました。
・東さん:「アファーメーション(こうなればいいな、という肯定的な断言をすること、自己宣言)です。思いは叶うということです」
・大澤さん「先を見ないで生きる、ですかね(笑)」
・中神さん「楽に生きる、ですね」
・悪七さん「なんとかなる」
・小野田さん「あるがままに生きる」
・地元深川市出身さん「婚活です(笑)」
さすが、北海道はあくせくしない。おおらかな、大地のような人生訓になるほどと思ったり。でも、今回のきっかけを作ってくれた特養の生活相談員をする佐々木さんは、きっぱりと「あきらめないことです」と、男らしいひと言。お父さんは旭川市で特養の相談員をされているとのこと。「その縁で、この仕事、いいんじゃないかなと思って働きはじめた」と彼は語ります。
親子で特養で働くって、なんだかいいですね。
北海道に来ると驚かされるのは冬の話。小野田さんは幌加内町で働く地域包括支援センターの職員さんですが、彼女がわが町の冬を語ると、いやいや、すさまじい。「冬には雪が6メートル近くも降るし、気温はなんと零下42度という寒さです」という話にびっくり。つまり、「濡れタオルを数回振りまわすとピシッと凍る寒さ」というではないですか。柔らかいバナナもトンカチ代わりにして釘を打てるというから驚きです。
その寒さの中で、在宅高齢者の支援をどのようにしているか、とても興味深く、「今度は冬のど真ん中に研修で呼んで下さい」と、逆指名をしてしまいました(^_^;)
ムロさんの写メ日記
北空知介護支援専門員協議会の研修会風景です。テーマは「ケアプラン点検支援マニュアル」でした
私の前のうしろ姿は会長の林憲雄先生(医師)です
前日の懇親会です。なんか、全国どこでも飲んでいる印象ですが(笑)、そんなことはありません(かな?)。とても気さくで力強いみなさんでした
悪七尚宏さん。山形月山のほうにある、平家の落ち武者の苗字とのことです
「ケン&メリーの木」をバックに記念撮影。ああ、超懐かしいです
旭山動物園にも案内してもらいました。こんな近くで「皇帝ペンギン」を見るのは初体験です
案内をしてくれたのが、向かって右が東さんと左が小野田さん
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