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高室成幸の「ケアマネさん、あっちこっちどっち?」

占い師が祈願する新年

 あけましておめでとうございます。
 新年早々と「あけおめメール」も頂戴しました。メルマガの新年号(210号)に「はじまりはじまり」のタイトルで書きましたが、2010年代の最初の年です。そして平成の元号も22年となり、子どもにたとえるなら「社会人1年生」の年にあたります。
 西暦も元号もいずれも「初々しい年」というのも珍しいですね。

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 そういえば、初夢はいかがでしたか? 私は正月の元旦になんと3本立てで見ました。いやぁ、驚きましたね。その3本目なんて、なぜか山の雑草だらけの急斜面でゴルフ(30代にチョコッとやっただけなのに)なぞを自分がやりまくっているのです。
 一緒に回っている組の中に石川遼クンがいるのですね。多分、昨年の活躍が脳裡にばっちりと映像化されているんでしょう。その彼が急斜面でアイアンでボールを打つシーンまで出てきました。
 さすがすごいなぁなんて感心している自分がいるところで3本目は終わり、目が覚めた次第(笑)です。
 もちろんカラーの夢でした(たま~に、モノクロでなくカラーの夢を見ますね)。

 さて、今年びっくりしたのが、明治神宮の参拝でした。毎年初詣に行き始めて15年近くなります。今年は1月5日に参ってきました。これも日本人の文化の1つと思い続けています。
 その年によって、JR原宿駅から境内までの人々の歩く様子が微妙に印象が違うのです。昨年より人が多いこと。それと若者(いまどき言うのですかね)、20代の人が結構目立った印象です。時代の反映でしょうか、それとも手近なディズニーランドでしょうか。

 賽銭は小銭系が多かったようで…今年の私はズボンに手を入れたら、なんと最初に500円玉に触れたのです。いつもなら、え~とどうしようかなと金額に悩む小市民な私なのですが、躊躇なく「ご縁(五円)の100倍」を狙って、即行で賽銭箱に投げ入れました。

 それから、一緒に参拝したスタッフに記念のスナップをデジカメしてもらいました。正月にちなんで、全国の小学生が書いた書き初めもありました。見ると「小学校3年生 山本○○」なんてあり、本当に小学生の書? と思えるような堂々としたものばかり。学力より筆力だなあと眺めながら思いました。

 大きな由緒ある神社の楽しみ方の1つが「絵馬読み」です。みなさんが願を掛けて、心精一杯に書いている数行が、結構読みごたえあるんですよね、これが。
 たいていが「彩加と結婚できますように」「和也大好き。一緒になろうね♡」「○○高校、絶対合格!」「○○に出店するぞ。商売繁盛!」「家族円満で健康でありますように」という、いたってオーソドックスなのが多いものです。縁結びや商売繁盛など、ご利益に応じて絵馬の文句も決まるものです。住所までバッチリと書いている人もいて、個人情報は大丈夫かいな? と心配になるものもあります。

 そこで、今年のピカイチの絵馬のご紹介です。
 「いつも元気におつれくださいましてありがとうございます。今年は占いの仕事をしていきます。どうぞお守りくださいます様。よろしくお願いします(この後に住所と本名が…(^_^;))」
 占い師の新人が神社で願を掛ける…スタッフに「この占い師さんに占ってもらいたい?」と尋ねると「絶対にいやです(笑)」とのこと。しかし、占い師からも頼りにされるパワースポット明治神宮はあなどれないですね(^_^;)。恐るべしは、明治神宮!ですね。
 ちなみにそばが原宿ですから、「占いの館」でデビューする新人さんなのでしょうか? 毎日参拝していたら、さらに相当にユニークな占い師さんでしょうね。

 今年もサクサクと書いていきます。みなさんの書きこみもよろしくお願いいたします<(_ _)>。

ムロさんの写メ日記
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明治神宮の山門前です

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この中にユニークな新人占い師さんのデビュー祈願絵馬がありました

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小学生たちの「書き初め展」です

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書き初めの前でひと休み中の参拝の方たち

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おなじみの原宿駅前のコスプレ軍団がいたり…

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原宿駅前で三味線を弾く人もいたり…

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おなじみの原宿駅前の手づくり小物系を売る人…

今週のメールマガジン「元気いっぱい」第210号は「はじまりはじまり」です。ケアタウンの公式HPではバックナンバーまで見ることができます。


コメント


高室先生、あけましておめでとうございます!
今年もブログを楽しみに読ませていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

占い師さんの願掛け…いいですね。
自分が不安な時にちょっと助けてくれるお守り代わりの何かがあると、人生もいいものになるのでしょうね…

私のお守りは願掛け付きのペンダントです。
ちょっぴり大変な仕事の時には必ず身につけます。
それでなんだか安心して落ち着きます。

利用者さんが、お仏壇に必ず手を合わせてデイサービスに行かれたり…
皆さん、それぞれ想いがありますよね。

最後になりましたが、高室先生をはじめ皆様にとって幸せな一年となりますように♪


投稿者: ひまわり | 2010年01月12日 21:23

ひまわりさんへ
あけましておめでとうございます!(^^)!
 占い師までも願掛けをする「不安定な時代」なのでしょうか?それとも占いは夢をかなえる仕事ではないわけですから、今の状況とこれからを分析し考え決める指針のようなものを示すのが仕事ですから、別段、神社に参って願掛けても、厳密な意味では矛盾はありませんね。
 ただ庶民感覚としては、ちょっと大丈夫かなと思うだけです(^_^;)。
 それはそれとして、「鰯の頭も信心から」との例えがあるように、なにがしかの願掛けグッズや習慣は大切と思います。
 それは自分の不安な気持ちをリラックスさせる知恵のようなものだからです。
 利用者さんが仏壇に手を合わせる・・・祈りか感謝か、無我に念じるのか。それはさまざまでしょうが、その人の生きる世界にとってはかけがいのないことだったりするのでしょう。
 そんなひまわりさんのこまやかな神経の張り方、とても素敵と思います。
 またリアクションメール、お待ちしています。

     ケアタウン総合研究所 高室 成幸


投稿者: たかむろ | 2010年01月13日 22:44

※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

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プロフィール
高室成幸
(たかむろ しげゆき)
ケアタウン総合研究所所長。日本の地域福祉を支える「地域ケアシステム」づくりと新しい介護・福祉の人材の育成を掲げて活躍をしている。「わかりやすく、元気がわいてくる講師」として全国のケアマネジャー、社協・行政関係、地域包括支援センター、施設職員等の研修会などで注目されている。主な著書に『ケアマネジメントの仕事術』『介護予防ケアマネジメント』『ケア会議の技術』『ケアマネジャーの質問力』(以上、中央法規)、『地域包括支援センター必携ハンドブック』(法研)など著書・監修書多数。

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