職場研修担当者養成研修
前回のブログには妙なツッコミが多くて、とても楽しかったです。
「後期ゴールデンウイーク」ならぬ「シルバーウイーク」。たしかに5月がゴールドですから、9月はシルバーとは、うまい語呂合わせですね(笑)。
激安高速料金も幸いして、全国津々浦々まで足を伸ばす方々が多かったようです。まさかこの時期に渋滞情報とは…時代も変わるものです。
さて、昨日から静岡県に来ています。今日は、静岡県社会福祉協議会から依頼された「職場研修担当者養成講座」の講師です。9月と10月の2回で1セットの研修会です。第1回は「研修プログラムの考え方と作り方」をみなさんに学んでもらい、1か月後の第2回目は「研修プログラムの進め方」を行います。
当初は60名定員だったのですが、最終的に78名という大所帯の研修会となりました。実は、研修プログラムへのニーズを非常につよく感じるのは、報酬改訂の「サービス提供体制加算」の条件のなかに「研修計画と実施の有無」が位置づけられるようになったからと、私なりに理解しています。
終了後に毎度おなじみのチャレンジシートを書いてもらいます。「今まではその場で思いついた研修を企画してきました」(A.I 生活相談員)「今でとりあえず年間で計画してきました。講師の選定でもいつもバタバタしています」(S.S 生活相談員)。
研修担当者といえど兼務がほとんどですから、これが本音のようです。
私は、人材育成は研修会の実施だけに終わるものではないことを次のように表現しました。
「研修会はあくまでスタートであり、ステップアップです。人材育成には研修のほかに、人事配置・業務抜擢・人材評価があります。また、教えてもらうだけでは受け身になります。基本は自学自習の自己学習です。さらに、朝礼や定例会でのミニ発表も人材育成であり、新卒・中途採用者の教育担当者(例:3か月期限付き)の抜擢も担当者役の職員の人材育成とも位置づけられます」
研修というと「講師と受講者」と考えがちですが、職員同士のピアな関係から管理者と職員の関係、先輩職員と新人職員、専門職と受講者まであります。
「福祉・介護サービスとは専門職が利用者に提供するプロセスそのものである」というサービスの「共時性」に着目し、人材育成なくして質の向上はないことを多面的な視点と事例をあげて解説しました。
これらを押さえて、どのような研修プログラムがあればよいと考えるか…10月の研修会に向けて78名が作成してくる「私が理想とする研修プログラム」を想像すると、今からワクワクしてきます。
ムロさんの写メ日記
第5期研修講師養成講座の研修風景です。「5分間講義」をすべてビデオに収録します
収録した「5分間講義」に私が具体的なアドバイスをします
新宿御苑の事務所そばの花園小学校での秋の運動会の練習風景
今週のメールマガジン「元気いっぱい」はシルバーウイークでお休みでした。先々週の第195号は「なつかしの原風景」です。ケアタウン総合研究所の公式HPではバックナンバーまで見ることができます。
コメント
運動会の練習風景の写真を見たとき「わ~ウルトラマンの子供がいっぱい」と、思えあず吹き出してしまいました(むかーしのウルトラマンですが…歳がばれてしまいます)。
新採用のスタッフに指導者をつけるんですが「私でいいんですか?」というスタッフがいます。「いいですよ。あなたも一緒に大きくなりましょうね」と説明すると了解してくれるんですが。という私も、いまだに「指導」という言葉の付くものからは極力逃げてしまうことが多いようなきがします(笑)。
介護保険施設の介護職には常勤換算に合わせ申請により報酬加算があるような話ですが、医療施設で勤務している介護福祉士にはつかないんですよね(涙)。
あっちゃんさんへ
ウルトラマンの姿…相当に古~いウルトラマンですね。ウルトラマンの父でなく、「ウルトラの爺」だったりしてね(笑)。
運動会って、独特にそそられますね。
お昼の休憩のお弁当を家族囲んで食べる風景などはおなじみですね。
でも、親が仕事で休めなくて先生と一緒に食べていたり、事情があっておばあちゃん・おじいちゃんと食べていたりする友達の姿を今も思い出したりします。
今どきの親は忙しいのか、コンビニ弁当そのまま持ってこさせたり、詰め替え弁当だったりするそうです。忙しいのはあるでしょうが…
やがて親からの意見でかけっこ競争がなくなったように、弁当を持ってこれない子どものために、運動会も「給食」!となってしまわないか。本末転倒のようで、とても心配です。
う~ん、なんかさみしい、せつない…そう思うのは私だけでしょうか?
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