ファシリテーション
「ファシリテーション」なる言葉が近頃聞かれるようになってきました。会議の際の「進行の手法」としてよく使われたりします。
実際にグループスーパービジョンや事例検討会、そして一般的な会議で、「進行役」の力量に負うところは確かに大きいです。進行役が慣れていなかったり、顔ぶれにビビっちゃって、焦りまくるか言い訳ばかりするようでは、本当に会議は「迷走」を始めます。
よくある現象が次のようなもの……。
話し合うテーマが定まらない(つまり、すぐにブレる)、一部の人たちに発言が集中しても抑えることをしない(むしろ活発な意見が出ていると勘違いする)、やたら沈黙が長い(参加者も痛々しくて背筋が凍る)、予定時間どおりに終わらない(参加者もその後の予定があるので険悪なムードになる)。これらの経験をされた方も多いのではないでしょうか?
このような現状への特効薬として注目を集めているのが、ファシリテーションというわけです。しかし、ファシリテーションが「会議の技術」というのは誤解です。
ファシリテーションは「小集団(チーム)における仕事の効率化を図る手法」と理解していただくのがもっとも身近でしょう。
ファシリテーションは結果を早く出すことでなく、全員の「かかわりのプロセス」に着目し、合意形成づくりに重きを置きます。結論ありきでなく「合意」ありき。さらに、合意形成のプロセスのなかで、関係者が「どのように行動変容するか」に着目する点も特徴です。
そのためファシリテーターは、そのめざす方向に向けて、話し合いのプロセスをデザインし、参加者を触発し、参加の場をコントロールします。
話し合いの種類には、自由発言型のブレインストーミング、参加者の頭の整理に便利なKJ法、小集団で行う数々のワークショップなどがあります。
そして、ファシリテーターは「中立」でなければならないといわれます。上司的な立場や態度をとることで、話し合いに「○○の方向がよいだろう」という力が働き、合意を形成することが困難になるからです(合意した振り、わかった振りなど)。
話がちょっとむずかしくなりましたが、話し合いをデザインするという発想はとても刺激的ですね。実際にたくさんの会議の進行役をやってきた私としては、参考になることが多いです。
今後は、このファシリテーションの技術を私が行っている事例検討会やサービス担当者会議、グループスーパービジョンなどに盛り込んでいきたいと考えています。
ムロさんの写メ日記
枚方市のどら焼き…開けてみると!!!
なんと、そこには「けあたうん」の文字が! 20個以上なら、特注で焼印を入れてくれるそうです。ただし、ひらがなで5文字までという条件付きだそうです
枚方市介護支援専門員連絡協議会の会長さんとのツーしょっと
研修終了後の記念写真。みなさん、お疲れさまでした
7月4、5日に行ったケアタウン主催第2期「いつどこスーパービジョン」に参加された山形市シスターズと鈴木さん(男性)
今週のメールマガジン「元気いっぱい」第185号は「見せ合いっこしよう」です。ケアタウン総合研究所の公式HPではバックナンバーまで見ることができます。
コメント
7月10日の研修会では「意味不明、やること不明、不安増大」のケアプラン作成から脱却できる講義ありがとうございました!
パワーアップして頑張っています!
京都生まれの先生にはもっと上品な京菓子が良かったでしょうか?
枚方市の名物「どらやき」でのおもてなしをさせていただきましたがダンディーな先生がおいしそうに大きなどら焼きをほおばっている姿もなかなか素敵でした!
ありがとうございました!
枚方市介護支援専門員連絡協議会一同より
谷口さんへ
京菓子もいいですが、枚方どら焼きのあんこの甘味は独特に「しつこく」て(^_^;)、これぞ大阪やなぁ~と思いました。
土地に旨いものあり。
焼印の心づかいに心あたたまりました。
翌日、神奈川県立保健福祉大学で講義があり、その際にソーシャルワーク論で有名な太田貞司教授に「けあたうん」どら焼きを見せるととても驚いてらっしゃいました。
わがケアタウン総合研究所のスタッフも「大喜び」でした。何倍もおいしさと意外性で、たくさんの笑顔と出会えました。
ありがとうございました!(^^)!
またお会いしましょう!!!
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