私の本棚
最近、自分の本棚を整理する機会があったので、「私の本棚」について書いてみます。
私は、雑誌の特集に著名人や作家たち、ジャーナリストの方々が本棚と机を紹介している記事があると、たいてい読むようにしています。
私自身、原稿を書くことが多いせいでしょうか、ついつい、どのような現場? で仕事をされているか、なにか参考になるノウハウでもあるんじゃないかと思いながら読んでいます。
ページを開くと、知的な作業現場と思わせる人もいれば、まるで図書館のように本ばかりが整然と並んでいる(作家の京極夏彦さん)仕事場もあります。
かつては愛用の原稿用紙と万年筆が定番でしたが、いまはワープロが一般的です。登場するのが20数年前に一世を風靡した富士通の親指システムのワープロ機を使っている人やシャープの書院だったりすると、時代の流れを感じたりします。
さて本棚がなぜ興味深いか。それはその方がどのようなジャンルにまで関心があるか、フォローしているかを知るきっかけだからです。
「へぇ~、こんな本も読んでいるんだ」
「幅広い博識はここからきているのかぁ」
妙に納得させる迫力があります。
いわば、書き手の書斎? は陶芸家なら土をこねる工房であり、画家ならアトリエといったところでしょうか。鉄などのオブジェを創作するハードな作家さんなら、さながらアトリエはバーナーと鉄くずでおおわれた鉄工所と変わりなかったりしますしね。
私が原稿を書く現場は喫茶店がよかったりします。そのイチ押しは、都内にいくつものチェーン店がある「ルノアール」。店は広いし、2~3時間もねばっていても嫌な顔ひとつしませんもんね。ただ20分おきに来る日本茶のサービスは「まだいるんですか?」のプレッシャーを与えてくれますけどね。でもそんなんで私はめげません(^_^;)。
さて本棚話題です。
本の整理に悩んでいる人は多いのではないでしょうか。単行本、新書と本の判型に合わせると、確かにきれいですが、いちいち探さなくてはいけないですね。だからジャンル別にまとめたりしています。家族社会学、ケアマネジメント、人材育成、キャリアデザイン、コミュニケーションなんてね。これだとすぐに仕事にかかれてとても便利です。ただし、本棚としての「整然」さはなくなるので、考えものだったりします(^_^;)。
ケアマネジメント系や介護系の本はB5判サイズが多いですね。中央法規から出版している『ケアマネジメントの仕事術』『介護予防ケアマネジメント』なんかがそうです。今回の新刊『ケアマネジャーの質問力』もです。
ならべるとなかなかいいですね。ただし、本棚の空間サイズとしては一般的でないので、ほかの段がちょっと中途半端になるのがたまにキズ。さらにジャンル別で分類すると、となりに新書サイズがくることもありますから、新書の存在感の小ささと大判の本のアンバランスさが嫌で、落ち着かなくなったり。
みなさん、そんなことありませんか?
ちなみに知り合いの本棚をのぞくと、妙に手に入れたくなる本があるんですよねぇ。隣の芝生は青い的な感覚でしょうか(笑)。
でも、執筆をする時には本がない方がよいというのをご存知ですか? もちろん資料としての本は必要でしょうが、それ以外の本に囲まれていると「気が散ってしまう」からだそうです。
作家さんによっては、何もない場所で何も持たずに、筆記用具(今ならノートパソコンですね)だけを持ち込んで、ひたすら書き続けるという人もいるといいます。
さてみなさんはどんな本棚ですか?
どんな本を並べていますか?
ちなみに本を買っています?
じっくりと本を読む時間がありますか?
ムロさんの写メ日記
私の本棚…これは新書を並べているコーナー
私の本棚…ケアマネジメント関係書を集めたコーナー
先日、初の佐賀県での佐賀の地域包括支援センター職員研修。一緒に写るんですしているのは、多久市地域包括支援センターのみなさん。活躍ぶりは『月刊ケアマネジャー』7月号「地域包括支援センター特集」をご覧ください。なんと、広報のために? NHKののど自慢にまで出場するという猛者な人たちです
佐賀神社のお縄くぐりです!
今週のメールマガジン「元気いっぱい」第184号は「一歩踏み込む」です。ケアタウン総合研究所の公式HPではバックナンバーまで見ることができます。
コメント
むかーし、本棚はその人の価値観を表すものだよ! と言われたことがあります。
どんな本を買って読んでたのかな~と思い返してみました。
絵本からエッセイ本など、乱読ではありますが、やっぱり仕事のスキルアップにつながるものが多いです。
そして、やたら「時間術」「片付け術」などのような類のものが…トホホ 苦手なんですよね。
でも、高室先生のお話や本を読んで少し進歩しました(^^)
最近、文庫本で読みだしたのが五木寛之さんの本です!
いつか「親鸞」を読みたいと思ってます♪
桃太郎さんへ
本棚には、その人の人柄や興味関心が如実に出るので、見られると恥ずかしかったりしますよね。
でもいつしか、見られて恥ずかしい理由が「読めていない」積読(つんどく)状態だったり(^_^;)。
いつも目にしていることで、読まなくちゃと動機づけられるのも事実ですから、けっして恥ずかしいことではありません、と思いたい(^_^;)。
(かくいう私も目は通したけれどまだ読めていない本も結構ありますからね)
絵本やエッセイもいいですね。詩の本も、さらっと読めて奥が深いものも多いです。写真集もグッドです。写真家の三浦和義氏の写真集は、疲れた時にいつも心やすめてくれます。
ながくつき合えるマイブックを持てると素敵ですね。
五木寛之ですか…なかなかシブイですね。
宮部みゆきさんもいいですよ。取り上げる素材はとっても社会派なんですが、エンターテイメントに事件を掘り下げ展開し、そしてなにより人間への愛情と救いがしっかりと描かれているところが魅力。
私がお薦めしたい作家さんの一人です。
先日の佐賀での研修、大変勉強になり、かつ、またまた元気をいただきました!ありがとうございました!!!(といいつつも、子供におたふく風邪をうつされて、佐賀弁でいう「ざっとなかった」です(´A`。)グスン )
自分の本棚…一言でいうと「節操無し」でしょうか?「ケアマネジメントの仕事術」のとなりに「論語」があって(多久ですから!)、「絶望に効く薬(漫画)」があって村上龍さんの「半島を出よ(小説)」、アルフォンス・ミュシャの画集、世界宗教地図、マクロ経済入門、村山由佳さんの「おいコー」シリーズ、月刊アソシエ…etcポカ~( ゚д゚ )~ン.自分の部屋=書庫なのですが濫読の極みです(笑)
あ、でも本のサイズとかはやっぱり気になってならべます(爆)。おかげでどの世代の人とも見てきたように会話してるそうです。
多久の高崎山さんへ
ハンドルネールであっても、どなたが書いているのかすぐにわかっちゃいますね、○○さん(笑)。
さて、本棚が相当な節操の無さですねぇ。でも小生の「ケアマネジメントの仕事術」の隣に「論語」とは!同じくらいのレベルとして位置づけられていると過信したい(笑)と思います。
実にジャンルに一貫性が無いのも、なかなかいいですね。まるで「オモチャ箱」をひっくり返したようですね。だから探すのが楽しみだったりね。
ジャンルに「枠」がないということは、型破りな発想ができるということかもしれませんね。
ただ広げることはできても、深めることは苦手なのかも?でもそんなこと、いちいち気にしないで、幅広く楽しく読みこなしていくことをおすすめします。
気がつくと、結構「深まっている」ことってありますからね。
速読術や遅読術など、いろんな読書法がありますが、オリジナルな読み方をされていると思います。そんな手法もご紹介ください。
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