講師手法には型がある
ケアタウン総合研究所主催の東京セミナーを始めて、もうかれこれ5年が経過しました。当初は都内を転々?としましたが、今は「東中野」駅線路そば(ホームの真正面)の東京工科専門学校の一室をお借りして、月1回平均で土曜日の午後に開いています。
これはいわば、私塾のような存在です。今では継続的に受講されるケアマネジャーや社会福祉士、保健師、生活相談員の方も増えてきました。
走れ! 走れ! 走れ!
昨年に引き続き、茨城県土浦市で開催された「かすみがうらマラソン」に参加してきました。昨年もちょうど同じ頃でした。
私が走り始めたのは30代後半の頃でした。たしが38歳だったと思います。今より目方オーバーで、今風の「メタボちゃん」の気配漂う体型でした。
「こりゃあ、やばい!!!」
と思って一念発起したのが、食事制限とジョギングでした。2キロが4キロ、次は8キロと、体重の減少とともに距離も順調に伸びました。
美しい人
今日、朝の電車での珍事。3人掛けの椅子の端に座っていると、隣に35歳くらいの髪も乱れたOLが、ドンッと腰を下ろしました。走ってきたのでしょう。
「ふ~、ふ~、は~、は~」
荒い息が伝わってきます。すると、やおらバッグから道具? を取り出し、何が始まるのかと思えば、化粧を始めるではないですか!
横目でも十分視界に入ります。鏡に向かって肌に押し込むようにファンデーションを広げていきます。さらに眉を描き、シャドーを入れ、唇にルージュを引いて。
その時間、ほぼ10分程度でしたか。これをどう理解すればよいか、しばし戸惑った高室さんでした(^_^;)。
私がうれしい言葉
みなさんはどんな言葉に励まされますか? どんな言葉にうれしくなりますか?
月1発行の施設向けメルマガ「ケアコム」に、武蔵野市ケアマネ研修会(3月17日)のモチベーションアンケートを紹介しました。その中の一部です。
利用者さんからかけられる、「助かっています、最後までまかせるから、ずーと来て下さい」のこの言葉に励まされています。
(2級ヘルパー、女性)
「無理しなくていいよ、良くやったね・できたね、何か良いアイデアをだそう」の上司の言葉が私を前向きにさせます。
(ケアマネ歴9年、女性)
がんばるあなたは美しい
額にきらりと光る汗の粒…。
春の空の下に1万人の吐く息が走る。
うららかに浮かぶ春雲に、そびえる高層ビル群たち。その谷間を人群れが流れる。
マリエの望遠レンズは、桜ほころぶ皇居のコースを、つらそうにわき腹を手で押さえながら走る若い女の顔をとらえていた。汗がふきだし、たばねたロングヘアが濡れる。そして風に揺れる。
「がんばるあなたは美しい…」
そうつぶやくマリエのしなやかな指が連続シャッターを数秒間押し続けた。
カシャカシャとファインダーがリズムよく音を鳴らす。まるでランナーたちの心臓の鼓動にこたえるように。
(筒井京作『東京シティマラソン』より)