真摯である人
今回は、人として、専門職としての「真摯さ」についてお話したいと思います。ずいぶんと道徳的な話題と思われる方もいらっしゃるかと思いますが…。
この言葉は、人としての「態度」に関わる言葉の一つです。
よく私たちが使ったり言われたりするのが、本気で取り組むさまをいう「真剣」ですね。真剣にやっているかどうか…ずいぶんと学校の先生や親から言われた経験のある方、いらっしゃるんじゃないですか?(小生もしょちゅうでした(^_^;))。
力の限りがんばるさまは「懸命」です。これに「一所」か「一生」などを前につけて頑張っている様子を伝える用語です。「一緒懸命」なんて、ちょっと洒落ているかも?
まじめで真心のあるのは「誠実」です。嘘がなく、コツコツと努力する様子は誠実そのものな態度ですね。お見合いでもっとも気に入られている評価?ですね。
さて、皆さんは「謙虚」をどうとらえますか? 謙虚な人はいい人という意味でとらえている人が多いのではないでしょうか。じつは、もともとの語源には「へりくだって慎ましいこと」とあります(角川類語辞典)。同じ類語には、「腰が低い、頭が低い」ことも仲間として挙げられています。どれも、どこかへりくだっていることと通じているからでしょうか。
では、真摯です。意味は「真面目に取り組む姿勢」とあります。真剣などと同じ語群に分類されています。これには、真面目には誠実さや素直さ、地道などを総称した意味が含まれています。これらの意味にプラスして、物事や仕事への向かい方や、他からの指摘などに対する受けとめる姿勢の意味を込めると、とたんに「真摯さ」の意味が輝いてくるように思うのは私だけでしょうか。
真摯さと謙虚さとは「かなり違った意味」ということです。たとえば、先輩が後輩に間違った指摘をしても「謙虚な人」はまず受け入れようとします。先輩を立てることが第一ですから。
しかし真摯な人は、間違った指摘にはその理由を述べて反論をします。また、いくら後輩であっても、指摘に対しては聴く耳を持ち、誤りに対しては誠実に向き合い、訂正すべきは直す姿勢(勇気)を持つ人です。
チームケアで事業所や肩書のメンツやこだわり、立場、専門職にこだわる人は、おそらく「真摯さ」からもっとも遠い所にいる人かもしれません。
ケアマネジメントで第1なのは「利用者本位」なのですから…。
ムロさんの写メ日記
ケアタウン総合研究所の「コミュニケーション術」のセミナーに京都から来た黒木さんとのツーショットです
この秋で閉めてしまう新宿コマ劇場の人だかり。演目は、ご存じの「北島三郎オンステージ」です
国際福祉機器展での三輪自転車。後輪にはバネが入ったサスペンションが両方についていて、カーブの際も補助輪が邪魔にならない優れものです。眼は結膜炎で眼帯しています(^_^;)
アウトドアの山登りに使うカラフルなスティックが展示してありました。とても明るくて健康的でいいですねぇ
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