その意味、わかんないっすよ
最近、言葉づかいがどうしても気になる高室です。どうしてついつい、その人の話し方、喋り方、口の利き方に、ついついと突っ込んでしまうのかというと、言葉づかいに本人と相手との人間関係の「位置どり」や感性、人柄や性格、そして教養が表われるからです。
先日、都内の有料老人ホームに伺いました。ちょうど夕食が終わり、80歳くらい?の女性の方(要介護2)がエレベーターの前にやってきました。そばにいた28歳の男性ワーカーさんが思わず口にしました。
「いま、ちょうど行っちゃいました」
さわやかな笑顔で残念でしたという彼。
すると、その白髪の女性の方です。
「あなたね、ちょうどではなく、あいにく行ってしまいましたと、そういう時は言うのよ」
とたしなめる光景に出くわしました。
施設長(支配人と呼んでいるそうな)に訊くと年齢は93歳と知り、さらにビックリ。明治の親に育てられた方々は、言葉づかいにも細心の注意を払っているのに舌を巻きました(もちろん認知症ではありません)。
さて、小生も親にずいぶんと叱られた言葉づかいに「ウッソ~!」があります。つまり、嘘みたいな事実に驚くさまを表わした当時の若者の最高表現の一つでした。いまなら「超ヤバイ」となるのでしょうか。
若い職員の皆さんと話していると、何気に今風の若者言葉に触れることができます。そのなかのひとつが「~っすよ」というように、語尾をわざと流していう表現があります。男性に多く、女性なら「わかんないです~」を語尾を下げる(地方によって違うでしょうか?)言い方をしたり。江戸弁なら「わかんねぇよ」でしょうか。
「そうですね」が「そうっすね」、「行きました」が「行ったす」、「食べた」が「食べたっす」と、語尾を言い切らない言い方は何を意味しているのでしょうか?
これに「超、マジ、ゲキヤバ」などのような副詞?が接頭語につけば、40歳代以上には「超わかんない~」会話になるのでは?
身近なところで交わされる「会話」に耳をすませてください。いろいろオモシロ会話が聞こえてきます。
ムロさんのデジカメ日記
鳥取県を地元のケアマネジャーの方と走っていた時に見つけた湖面の風景。シブいです。
京都錦市場の「無」の看板。手彫りで、ムムムという印象です。
この両足は私。ジムで腿のトレーニングをしている最中です。定期的に通って、いい汗(^_^;)流しています。
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コメント
高室先生、ジム通いいいですね。体力作り、大事だと思います。
私は、なるべく時間のある時は歩いて訪問してます。先日の電車の中での会話で「超やばいす」「マジ切れた」「くそ…」とか聞こえました。
普段何気なく使っている言葉をふりかえりたいと思います。
コミュケーションは信頼関係から始まり、傾聴の態度でなければ始まらないのかも? それと笑顔?
昨日、川崎大師の風鈴市に行き、100万円の風鈴が目玉商品で囲まれていました(@_@;)。
ひさんへ…
「ひさんへ」と書いて、悲惨を思い浮かべてしまいました(笑)。う~ん、ハンドルネームは二文字がありがたいですね(笑)。
さて気分転換に風鈴市ですか・・・いいですねえ。100万円の値段はすごいですね。すると原価は80万円ですかね?むしろ、注目を集めるための100万円という値付けでしょうか?
いずれにしてもびっくりですね。
身体の汗で心の汗を流すのが高室流です。もう10年近く、これでやってきています。おかげで立ちっぱなしの研修会も大丈夫です。
自分が発する言葉で、自分がつくられているのですよね。
そして、それは大切な人との関係もつくっていってる…改めて言葉の大切さを思いました。
先日、利用者さんから「あなたは、早口だからね~」と。自分では凄く気をつけていたつもりでしたが…
自分が発している言葉、間合い、速さなどを再度見直していかなければ…と思いました。
湖面の景色「新日本紀行」にでてきそうですね!
でも…新日本紀行を知っておられる方も少なくなってきたのでは?
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