再会いっぱい、ケアマネジメント学会
今年のケアマネジメント学会のテーマは「シームレスケア」でした。「繋ぎ目のないケア」が意味するところ。つまり、連携をより繊細にいうとこういう表現になるようです。
参加者は1200名。これは、過去の大会では2番目に多い数です。会場も、1階だけでなく2階席まで埋まっているので壮観でした。
ケアマネジメント学会
今週の木曜日から、熊本で日本ケアマネジメント学会が始まります。昨年は札幌で行われ、日本老年学会との共同開催でした。
毎年、一参加者として全体シンポジウムや分科会に参加をしています。開催地が毎年いずこになるかなと楽しみですが、昨年の最後の会で「来年は熊本です!」と司会から発表があったとき、「なんと、北から南へはさみ将棋みたいだな」と思ったものでした。
早いもので、あれからもう一年も経ったのですね。
その意味、わかんないっすよ
最近、言葉づかいがどうしても気になる高室です。どうしてついつい、その人の話し方、喋り方、口の利き方に、ついついと突っ込んでしまうのかというと、言葉づかいに本人と相手との人間関係の「位置どり」や感性、人柄や性格、そして教養が表われるからです。
「予後」ってわかります?
専門用語が世間では非常識だ! とお叱りを受けることはよくあります。直近では「後期高齢者医療制度」です。高齢者を前期と後期で分けることはけしからんという声が全国で上がりました。医療制度として高齢者を分けることそもそもの根拠が不明確であり、正直、私も納得がいきません。
それと、もう一つが、前期と後期の区分けの表現の件です。これだけ長命になった日本人ですから、前期(65歳~74歳)だけでなく、途中に中期(75歳~84歳)があり、後期は85歳~という3分割の表記もいずれ必要ではないかと思ったりします。
時は金(かね)なり、金(きん)なり?
詩人・谷川俊太郎氏の『谷川俊太郎の33の質問』(筑摩文庫)の中に「あなたは金、銀、鉄、アルミニウムのどれが好きですか」という不思議な質問があります。
私はコミュニケーションの研修会で、この質問を参加者に投げかけてみます。すると、圧倒的に多いのがやはり金で、2割が銀、ごく少数派にアルミニウムの人がいて、鉄はどこでも皆無です。