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高室成幸の「ケアマネさん、あっちこっちどっち?」

「気晴らしスポット」ありますか?

 みなさんは「気晴らし」はどうしています? 認知症ケアでも気晴らし療法なる言葉を見かけますが、みなさんにこそ、気晴らしエクササイズが必要なのではと思います。

 さてケアタウンで毎週火曜日に発行しているメールマガジン「元気いっぱい」も125号を迎え、読者の方々も3600人を超えました。毎週発行して丸2年が過ぎました。続けるためにいろいろと工夫をしていますが、その中の一つが、コラムにいかに特徴を出すかということ。こんな感じでやっています。
・仕事術:ムロサンの仕事の道具箱
・知識系:ムロサンの知恵袋
・癒し系:ムロサンのホッとひと息
 このようにコーナータイトルに変化をつけ、切り口を変えています(実は読者の方は気がついていないようで。わがスタッフに説明したら「えっ?そうなんですかあ~」の返事にガックリ。オイオイ…とツッコミ入れました)。

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 3つ目の癒し系ですが、これが私にとってのちょっとした気晴らしにもなっています。書いている時は、さすがにそうでもないのですが(笑)、ネタや素材を見つけた時はしばし「癒されて」います。
 どうしてこのコーナーを作ったか? それは、感情労働の最たる仕事現場で「心情・気持ち」をフルに使っているみなさんへの「心のアロマテラピー」を贈りたいから(仕事術はサプリメント、知恵袋は栄養ドリンクですかね)。とくに金子みすずの詩や山下清の版画にまつわる話は、書いていてもホッとします。

 さて話題は気晴らしです。
 みなさんはどんな「気晴らしスポット」をもっていますか? 私の場合、新宿の街なら定番があります。まずは駅構内の花屋さん。季節ごとにいろんな花があり、ここ1週間は「母の日」で赤一色でした。新宿某所のコーヒーショップも結構落ち着けますね。
 それに、紀伊国屋書店も気晴らしにはいいですね。エレベーターで上がっていくあの瞬間がたまらない(笑)。25年近く続けている習慣です。さすが本店。たくさんの本に圧倒されますが、介護・福祉系はお仕事モードになるので、美術・スポーツ・旅行の5Fなんかいいです。4Fの教育書・絵本も気分転換になります。
 お気に入りの男性ファッションのお店もいいですね。そうそう、時計のお店も結構な気分転換に。
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 このような気晴らしスポットを決めている私ですが、まったく気晴らしにもならない、10分もいればつらくなるのが、大型家電販売店のパソコンコーナー。最初は「スゴイ! この性能でこの価格?」と驚いているのですが、もともと機械オタクでもないので、すぐに頭のなかは飽和状態(笑)です。そこに2時間以上いても飽きない知人は「秋葉原は私のディズニーランドです」と言います。ああ、信じらんない!

 さてさて、要は自分の「気晴らし」方法をもっていると、「ワークライフバランス」ならぬ「ハートワーク・ライフバランス」(ちょっと長い(^_^;))にとても効果があるということです。
 さっそく、都市伝説ならぬ「気晴らしスポット」をノートに書きだしてみてはいかがでしょうか?

ムロさんの携帯デジカメ日記
新宿紀伊国屋書店の2Fへのエスカレーター。これに乗ると、気分はワクワク(笑)です
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新宿の花屋さんも捨てがたい気晴らしスポット
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私が新宿で原稿を書いている場所でもあるスタバです
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前回のブログの好評にお応えして、詩仙堂の「庭園」風景です
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 毎週火曜日配信のメルマガ「元気いっぱい」の125号は「ワークスタイル」です(毎週火曜日配信)。HPに掲示しています。
 4月からケアマネジメント実践力アップセミナーが始まってます。ご案内とメルマガのバックナンバーはすべて「ケアタウン総合研究所」公式HPで閲覧可能です!申し込みも「ケアタウン総合研究所」公式HPから!


コメント


 「心のアロマテラピー」名言ですね! ささくれだってしまった心を癒すこと、必要ですよね…
 とある会議で、ケアマネさんが「もう、バーンアウトしそうです…」と。どこに、誰にSOSを出していいかわからないとも。なんともいえない思いで話を聴きました。
 休暇をしかりとってリフレッシュして…なんて出来ない状況がほとんどでは?
 だとすると、気晴らしスポットをいろいろとストックしておくことはいいですよね。
 本屋さん(紀伊国屋の本店にいつでもいけるなんて羨ましい限りです)に花屋さん(どんなお花がお好きなのでしょうか?)、スタバ…いいですね!
 私もささやかな楽しみスポットはありますが、最も身近なデスクの上にちょこっと飾ってある小さな小さなクマの人形コーナーも癒しスポットです。
 気持ちが沈むような電話の後は、ため息をつきながらでもそのクマちゃんを眺めてみます!


投稿者: 桃太郎 | 2008年05月14日 21:21

※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

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プロフィール
高室成幸
(たかむろ しげゆき)
ケアタウン総合研究所所長。日本の地域福祉を支える「地域ケアシステム」づくりと新しい介護・福祉の人材の育成を掲げて活躍をしている。「わかりやすく、元気がわいてくる講師」として全国のケアマネジャー、社協・行政関係、地域包括支援センター、施設職員等の研修会などで注目されている。主な著書に『ケアマネジメントの仕事術』『介護予防ケアマネジメント』『ケア会議の技術』『ケアマネジャーの質問力』(以上、中央法規)、『地域包括支援センター必携ハンドブック』(法研)など著書・監修書多数。

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発行:中央法規出版
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