ページの先頭です。

ホーム >> 福祉専門職サポーターズ >> プロフェッショナルブログ
高室成幸の「ケアマネさん、あっちこっちどっち?」 2008年01月

「ポジティブ」を生きる人

 最近、なかなか他の講師の方の話を聞く機会が少なくなっていて、これはいかんなぁと思っていました。
 今回ご紹介するのは、6年ぶりに再会した大谷由里子さんです。全国老人福祉施設協議会の「21世紀委員会」なる若手経営者の研修会で、彼女が先に行い、小生がその後の研修を行うという流れでの再会でした。



虐待と家族

 最近、虐待をテーマとした研修を依頼されることが増えてきました。
 今年に入り、横浜市栄区(専門職・ケアマネジャー・民生委員・地域住民の方々が対象。地元CATVも)に加え、愛知県豊橋市では昨年の施設虐待に続き、今回は在宅の高齢者虐待がテーマでした(包括職員、ケアマネジャー、訪問介護の責任者の方々およそ70名)。
 そして先週は、京都市包括センター職員(96名)が対象です。



性差アセスメント

 昨年から、アセスメントの研修をする際には必ずICF(国際生活機能分類)の説明を約1時間とるようにしています。4年ほど前はとてもブームになって、あちこちで研修会が行われていましたね。
 今は常識になった?ようですが、まだまだICIDH(国際障害分類)の視点でアセスメントをしている人を見かけたり、ICFを「ポジティブケアプラン」なる言葉でまとめちゃっている人もいるので、これはマズイと思い、「国際生活機能分類」(世界保健機構編 中央法規刊)をもとに講義をしています(これが結構「ようやく理解できました」と感想がくるので、うれしいやら驚くやら。基本って大切ですよね)。



ケアマネの品格

 昨年は「国家の品格」(藤原正彦著)に始まり、「女性の品格」があり、年末には「会社の品格」という本まで出版されました。
 世の中はまさに「品格」ブーム。かたやミートホープの混ぜ肉や伊勢の赤福、大阪の吉兆など、食品の品質に関する「偽装」ブームがあり、果ては年末の清水寺貫主が書く、昨年の文字が「偽」では…悲惨な事件が続いた一昨年は「命」であったのに、その一年後は「偽」なのですから。



ページトップへ
プロフィール
高室成幸
(たかむろ しげゆき)
ケアタウン総合研究所所長。日本の地域福祉を支える「地域ケアシステム」づくりと新しい介護・福祉の人材の育成を掲げて活躍をしている。「わかりやすく、元気がわいてくる講師」として全国のケアマネジャー、社協・行政関係、地域包括支援センター、施設職員等の研修会などで注目されている。主な著書に『ケアマネジメントの仕事術』『介護予防ケアマネジメント』『ケア会議の技術』『ケアマネジャーの質問力』(以上、中央法規)、『地域包括支援センター必携ハンドブック』(法研)など著書・監修書多数。

【高室成幸さんの最新刊】
『ケアマネジャーの質問力』
著者:高室成幸
定価:¥2,100(税込)
発行:中央法規出版
ご注文はe-booksから
3172.jpg


bn_caretown.jpg
メニュー
バックナンバー
その他のブログ

文字の拡大
災害情報
おすすめコンテンツ
福祉資格受験サポーターズ 3福祉士・ケアマネジャー 受験対策講座・今日の一問一答 実施中
福祉専門職サポーターズ 和田行男の「婆さんとともに」
家庭介護サポーターズ 野田明宏の「俺流オトコの介護」
アクティブシニアサポーターズ 立川談慶の「談論慶発」
アクティブシニアサポーターズ 金哲彦の「50代からのジョギング入門」
誰でもできるらくらく相続シミュレーション
e-books