「ポジティブ」を生きる人
最近、なかなか他の講師の方の話を聞く機会が少なくなっていて、これはいかんなぁと思っていました。
今回ご紹介するのは、6年ぶりに再会した大谷由里子さんです。全国老人福祉施設協議会の「21世紀委員会」なる若手経営者の研修会で、彼女が先に行い、小生がその後の研修を行うという流れでの再会でした。
虐待と家族
最近、虐待をテーマとした研修を依頼されることが増えてきました。
今年に入り、横浜市栄区(専門職・ケアマネジャー・民生委員・地域住民の方々が対象。地元CATVも)に加え、愛知県豊橋市では昨年の施設虐待に続き、今回は在宅の高齢者虐待がテーマでした(包括職員、ケアマネジャー、訪問介護の責任者の方々およそ70名)。
そして先週は、京都市包括センター職員(96名)が対象です。
性差アセスメント
昨年から、アセスメントの研修をする際には必ずICF(国際生活機能分類)の説明を約1時間とるようにしています。4年ほど前はとてもブームになって、あちこちで研修会が行われていましたね。
今は常識になった?ようですが、まだまだICIDH(国際障害分類)の視点でアセスメントをしている人を見かけたり、ICFを「ポジティブケアプラン」なる言葉でまとめちゃっている人もいるので、これはマズイと思い、「国際生活機能分類」(世界保健機構編 中央法規刊)をもとに講義をしています(これが結構「ようやく理解できました」と感想がくるので、うれしいやら驚くやら。基本って大切ですよね)。
ケアマネの品格
昨年は「国家の品格」(藤原正彦著)に始まり、「女性の品格」があり、年末には「会社の品格」という本まで出版されました。
世の中はまさに「品格」ブーム。かたやミートホープの混ぜ肉や伊勢の赤福、大阪の吉兆など、食品の品質に関する「偽装」ブームがあり、果ては年末の清水寺貫主が書く、昨年の文字が「偽」では…悲惨な事件が続いた一昨年は「命」であったのに、その一年後は「偽」なのですから。