チェルノブイリネックレスpart2
クリスちゃん「そういえばツイッターで『福島出身の女性が結婚を断られた』って言ってました」
ばび「差別は無くなりませんね。でももちろんチェルノブイリの事故の後に奇形児の出生が増えたという報告もあります。まったく悲惨な話です」
クリスちゃん「•••」
ばび「そういえば朗報もあります。甲状腺がんになった人のDNAの切断状況を調べれば、自然放射能が原因なのか、原発事故が原因なのか、『紋』で区別できるようになったそうです。被曝被害者であることの認定を求めて国と裁判になっても、がんのDNAが裁判で証拠になるわけですね。数年後からどんどん裁判が増えそうです。今の子どもたちの「髪」「尿」「乳歯」などを保存しておくように勧める学者もいます。もちろん裁判対策です。尿は保存できないでしょうから、根毛付きの髪の毛と乳歯ですね。裁判はこれから何十年もずっと続くのでしょうね。水俣病裁判でも水銀の含まれた根毛さえ保存しておけば、裁判もあれほど長引かなかっただろうに、って言われています」
クリスちゃん「•••」
ばび「それから8月から「チェルノブイリハート」が全国上映されます。アカデミー短編映画賞をとった記録映画です。「チェルノブイリハート」とは生まれつき心臓に奇形のある赤ちゃんたちの総称です。チェルノブイリから80kmほど離れたベラルーシで、生まれてくる赤ちゃんの2〜3割しか、健康な赤ちゃんはいないらしいです」
そのとき、ドアがバタンッと空いて、ふ〜さんが帰ってきた。「いや〜、暑い、暑い、暑い!」とハンカチを出して吹き出している汗を拭っている。
クリスちゃん「おかえりなさい、ふーさん」
ばび「おかえりなさい。そういえば、汚染牛肉の流通の話題がニュースになっていますね」
ふ〜さん「汚染されていることぐらい、出荷する方も分かっていただろうに。早めに出荷停止にして、流通させなければ、こんなに大騒ぎにはならなかったはずじゃ」
クリスちゃん「野菜や海産物の汚染は、ニュースで言わなくなったですね」
ばび「乳牛はどうなの? 豚肉や卵だってあやしいし、野菜や魚介類だって内部被曝しているだろうに。検出されてもネット以外では話題になりませんね。数日前にグリンピースジャパンが魚介類の汚染を詳しく発表しましたが、マスコミでは取り上げられませんでしたね。秋にはお米の汚染が大問題になる気がします。セシウムは胚芽に集まりやすいだろうから胚芽を取り除くような機械が普及するかもです」
クリスちゃん「最近料理番組やグルメ番組を見たときに、まず『その食材は汚染されていないの?』って思うの」
ふ〜さん「マスコミが、風評を恐れて汚染報道をスルーしているんじゃな!」
ばび「セシウム怖いとばかり報道して、プルトニウムやストロンチウムはスルーされているし、第一、ヨウ素とセシウム以外は測ってもいないらしいです」
クリスちゃん「思うのだけれど、男の大人が食べてもいい程度のものと、女性や子どもが食べてもいい程度のものと、区別して発表すればいいのに」
ばび「分ければいいよね。大人の男は汚染されている食物でもある程度大丈夫なんだから」
クリスちゃん「そうよねぇ」
ばび「ネットによると、リンゴやぶどう、海草をとることがいいらしいよ。ペクチンと言う物質がいいらしい。免疫系を刺激するものもいいらしい。そして汚染しているかもしれない食物には、摂取を阻害し、吸着し、洗い流すという3原則があるらしい」
ふ〜さん「まあ、そのうち商魂たくましい企業からそのような健康食品やドリンクが売り出されるだろうて」
クリスちゃん「あっ、いらっしゃいませ〜!」
ふ〜さん「いらっしゃい」
ばび「さ〜て、ぼくは帰って、可愛い熱帯魚どもにエサをやるとするか」
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