枝豆をつまみながらpart1
今日も飲んべのふーさんと居酒屋「へそのごま」に来ている。ふーさんは生ビールを3杯目で、ばびは枝豆を食べながら、2杯目のイモ焼酎の水割りを飲んでいる。
ばび「愛媛県の今治市と言えば、タオルの名産地ですよね。先月イタリアに輸出されたタオルが税関で止められ、放射能に汚染されていない証明を当局から求められました。ブランド品への進出を進めていた『今治タオル』が出ばなをくじかれた格好です」
ふーさん「結局どうなったんだっけ?」
ばび「イタリア現地で、タオル会社が費用を負担して放射線検査を行って、解決しました」
ふーさん「日本製品は輸入禁止!」
ばび「そうそう、アジア、EUなど、世界中に広がっていますね。特に日本の食料品は輸入禁止にしている国が多いですね」
ふーさん「生産者は『風評被害だ。困った困った』だよな」
ばび「むかしアメリカで狂牛病が流行ったときに、あくまで輸入牛の「全頭検査を!」と日本は言って、アメリカの「抜き取り検査を」の主張を退けたことありますよね」
ふーさん「あったな。中国の毒入り餃子の事件のときもそうだった。今もかみさんは中国製野菜は敬遠しているようだぞ」
ばび「日本の食の安全のレベルは高かったんですよ。過去形ですが。原発事故後、国内では放射線基準値はどんどん緩められ、基準値以下であれば、多少の汚染なら平気で流通しています」
ふーさん「『福島の野菜を食べよう!』ってテレビで言っているし」
ばび「福島の子どもたちは地産地消とかで、学校給食で福島の野菜を食べています。弁当持参は禁止だそうです。校庭の20ミリシーベルト問題でも、もめていましたが、一定の前進をみたようです。20ミリシーベルトでは子どもの125人に1人ががんになると言われています」
ふーさん「政府の学者が泣いて抗議の辞任をしたな」
ばび「そうです。大人は個人の勝手だけれど、子どもに汚染野菜を食べさせるのは止めないと。子どもは成長が早いから、がん細胞の成長も早いのです」
ふーさん「野菜は全部売らないで、東電に補償させればいいんだ!」
ばび「東電(当然)です」
ふーさん「あははは」
※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。