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佐野卓志の「こころの病を生きるぼく」 2011年06月

さようなら原発part2

 日本人は我慢強いと言われている。しかしこのまま疎開指定区域を広げないで住み続ければ、福島県は「低線量被曝を長期にわたって受け続ける影響を調べる広大な実験場」となるだろう。福島県民は医学実験のモルモットと言う訳だ。今後の医学にとても役立つだろうと言う医師もいる。福島市内でも、民間の調査で通学路でも線量の異常に高いホットスポットがたくさんあることがわかっている。しかし国は調査にとても腰が重い。福島県だけではない。関東圏でも子どもを中心にすでに鼻血や咽の痛みや、体のだるさが出てきている、という予断を許さない状況だ。
 半減期が30年というセシウムは事故当初、半減期の短いヨウ素とちがって、甲状腺がんにはならないと言われていたが、甲状腺に集まることも最近知られてきた。飯館村での調査では調べた全員からセシウムが検出された。もちろん子どもたちの尿からもだ。100日で代謝され半減するようだが、もちろん住み続けたり、食べ続けたりして、新しく入るのを防がないといけない。さらに気になるストロンチウムは代謝(体内での半減期ですかね)に10年だそうだが、民間の調査チームによって、福島市内のホットスポットなど福島県内の多くの場所で検出されているが、懸念される海産物の調査は行われてはいない。福島のお母さんたちはどれほど不安だろう。



さようなら原発part1

 イタリアで原発を推進するのかどうかで、国民投票が行われた。6月14日に開票され、90%以上の圧倒的多数で、原発ノーが決まった。ドイツやスイスに次いでの原発廃止だ。ヨーロッパではドミノ倒しのように原発廃止が続いている。ポーランドでも国民投票を求める声が高まっている。国民投票制度は民主主義の先進国ヨーロッパならではだが、ぜひ日本でもやってほしいものだ。



死刑でいいですpart2

 発達障害のある人はその空気を読めないなどの性格的な特徴のために、周りから虐待やいじめを受けやすく、孤立しやすいだろうと思う。実際に当事者と話していても、空回りをしやすく「人間関係を築くのが難しいだろうな」とよく思う。山地氏の母は生活できないほどの借金をし、山地氏も小さい頃から父から虐待され続け、ズタズタのこころの傷が原因で、非行(ヤンキー)に走った。また彼とは逆に内向きになって、2次障害を起こしたりして、ひきこもったりとかする人たちもいる。山地氏も母を殺す前「帰ってこない山地氏を心配して、母が「日記をつけていたこと」を、「監視されている」と受け取っていた。2次障害も出ていたのではないだろうか。



枝豆をつまみながらpart2

 ばび「ところで内部被曝って知っていますか?」
 ふーさん「ああ、ときどき聞くけれど、野菜を食べたりして体の中で被曝するのじゃないかな?」
 ばび「そうです。たとえば呼吸で肺に取り込まれたセシウムとかヨウ素が肺にくっついて、あるいは、食品や水から取り込まれて内蔵や骨に蓄積されて、1日24時間人体の内部から放射線が出続けて被曝することです。この被曝の「曝」の漢字ですが、当用漢字にはないそうです。これから何10年も頻繁に使われることでしょうから、使えるようにしたほうがいいと思います」



枝豆をつまみながらpart1

 今日も飲んべのふーさんと居酒屋「へそのごま」に来ている。ふーさんは生ビールを3杯目で、ばびは枝豆を食べながら、2杯目のイモ焼酎の水割りを飲んでいる。



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プロフィール
佐野 卓志
(さの たかし)
1954年生まれ。20歳(北里大学2回生)のとき、統合失調症を発症、中退。入院中、福岡工業大学入学・卒業。89年、小規模作業所ムゲンを設立。2004年、PSWとなる。現在、NPO法人ぴあ、ルーテル作業センタームゲン理事長。著書に『こころの病を生きる―統合失調症患者と精神科医師の往復書簡』(共著、中央法規)『統合失調症とわたしとクスリ』(共著、ぶどう社)。
ムゲン http://www7.ocn.ne.jp/~lutheran/
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