認知症ケアを支える地域の連携を育む集い
今週は、このブログでもPRをさせてもらいました、若年性認知症に関する企画を催しました。
認知症といえば、どうしても高齢者というイメージが強い昨今ですが、実は、若くして認知症に悩み、誰にも相談できず、職場で必死に仕事をしていたり、自宅にこもってしまった生活をしている方。そして、その方に寄り添いながらサポートしている家族。人によっては、「怠けている」という心ない陰口を言われていることもあります。
そこで、栃木県高齢者小規模ケアネットワークや栃木県認知症の人と介護者の会と共同で催し、改めて若年性認知症について理解を深め考えていこうと考えました。第一弾として、認知症介護研究・研修東京センタ- 副センター長の今井幸充先生をお招きして、若年性認知症という切り口から、医療の視点や生活の視点について講話をいただき、その後、私が司会をして参加者の皆さんと意見交換をしました。
会場からの質問に答える今井幸充先生〈右)
さすがに参加された方々は熱心な人が多く、多くの質問や感想、そして日々の実践から感じた率直な意見をされる専門職の話が飛び交いました。その皆さんの意見を伺うことで、改めて今後もこの若年性認知症について理解を深め、私たちに何ができるのかを考えていく必要性を感じました。
もちろん、若年性認知症に罹り苦悩されている本人や家族としても、できることを考え試していく時間や場が必要だと考えます。やはり、何事にも継続して理解ある仲間達と考え続け、話し合い、そこから芽生えたアイデアをアクションしていくことの繰り返しが必要だと思います。
だからこそ、これからもこの企画を更に進めていこうと考えていますので、心ある皆さんの理解とご協力をお願いしたいと思います。一人ひとりの小さな力を持ち寄り、理解ある者同士のつながりが大きな力となっていくと思います。
一人はみんなのために、みんなは一人のために!
コメント
永島さん、そして、風の詩のスタッフの皆さん、若年性認知症研修会の準備、大変にお疲れ様でした。
今日の永島さんのブログを読んで涙が出ました。理由は自分にもよく判りません…。
ただ一つ言えることは
「人ひとりの小さな力を持ち寄り、理解ある者同士のつながりが大きな力となっていくと思います。一人はみんなのために、みんなは一人のために!」
という言葉、本当に素敵だし素晴らしいです。これからも、全ての人が住みやすい町を目指して頑張って生きたいと思います。
また、次の企画…たのしみにしています。
永島様
研修会お疲れ様でした。若年性認知症の知識を学べた事はもちろんですが、会場で必死に準備や司会、対談に取り組まれている姿を拝見し、私も勇気が出ました。
永島さんの想いが見ている側にもヒシヒシと伝わりました。
「つながり」って大切ですね。
地元の地域で!私も挑戦する勇気を、元気を頂きました。
ありがとうございました。微力ながらいつでもお声賭け頂ければ飛んで行きます。
「寺内美枝子」さんコメント有り難うございます。この度の企画は、はじめの一歩だと思っています。これからも、心ある方々と共に会を重ね、若年性認知症と共に生活している方や家族にとって、何か私たちにできることを考え続けていきたいと思います。今後とも宜しくお願いします。
「若者」さんコメント有り難うございます。
当日は、資料の準備不足などいろいろと参加者や共催してくださった皆さんには、ご迷惑をおかけしました。ただ、皆さんのおかけで、ささやかながらもはじめの一歩が踏み出せたと思います。これから、引き続きこのような集いを開催していきたいと考えております。どうか、今後も宜しくお願いします。感謝です!
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