ページの先頭です。

ホーム >> 福祉専門職サポーターズ >> プロフェッショナルブログ
永島徹の「風」の贈り物

感謝の時間

 新年明けましておめでとうございます。
 テレビから流れてくる故郷からのUターンラッシュの情報。お正月が終わり、十数年前、青森県の弘前市で働いていた私は、故郷からのみやげの食べ物をたくさん車に乗せて雪の高速道路を走ったことを懐かしく思い出します。

続きを読む

 現在、故郷で暮らす私は、年末年始も遠くに出かけることもありません。仕事以外の時間をとても有効に楽しめる人もいると思いますが、私はそれが苦手なようです……。というより、ここからここまでが仕事で、ここからここまでがそれ以外の時間というように線引きができないのだと思います。
 無理に線引きしようと思うと、余計ストレスになりそうです。そういうことで、今回の年末年始も、無理に線引きすることなく、事務所と自宅(といっても一緒の建物ですが)を行ったりきたりしながら過ごしました。

 今年は、長男が人生初の受験です。そのため、例年以上にわが家に正月休みというムードはありません。自分のできることを精いっぱいやろうとしている息子の姿が愛おしく、自分もがんばらねばと、修士論文を書くことに集中しました。大掃除も免除。普段なかなかできない風呂場や網戸の掃除など、一人忙しそうに動き回る妻を横目に、一日十数時間事務所にこもり、机に向かいます。
 普段なら絶対にできないこと。むろん、修論は容易にまとめられるものではなく、頭を抱えてしまうことばかりです。楽な時間ではありません。それでもその時間は、私にとってとても贅沢な感謝の時間でした。

 どうにも行き詰まって、気分転換にお茶を飲もうと台所に行くと、隣の居間からこちらを見る熱い視線が。昨年秋から、縁あってわが家の仲間入りをしてくれた、愛犬(ポメラニアン)の風太郎です。
 どこかピリピリした雰囲気を察してか、丸い真っ黒な瞳でじっと見つめているだけです。そっとふってくれているしっぽが、「がんばって」と言ってくれているようで、心がいやされます。さまざまな人、命との出会いがあり、みんなに支えられながら今こうして生活(いきて)いられることに感謝です。

 今年も多くの出会いがありますように……。
 そしてみなさま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。


コメント


 明けましておめでとうございます。穏やかな御用始めでした。
 ひとりじゃないって~♪、すてきなことね~という歌がありましたが、そう、一人じゃないって、大切なこと。
 マザー・テレサの言葉 「愛の反対にあるもの=無関心」誰かがわたしを思っていてくれる、気にかけてくれていることの大切さ。
 この年末年始も、独居の方のショートスティを手配しました。
 いつも独りだけど、年越しとお正月を迎えるとき、この年になって独りは寂しすぎるから…。
 身体は元気でも、若くても、ひとりぼっちの年越しはさびしいものがあるって。
 誰かと電話やメールや年賀状でつながって、人との出会いや支えがあって、人は生きていくんですね。
 修論、がんばってください。
 今年もどうぞよろしくお願いします。


投稿者: あねさん | 2009年01月05日 19:39

「あねさん」さんいつもコメントありがとう。

 やはり「つながり」という関係性があるから保っていられる今があると思います。つながりという関係性は、良く作用する時もそうでない時もあります。
 けれども、それを上手に活かしていくとが、自分らしく生活(いき)る支えになる。今年もそんな人間味のあるつながりを大切にしていきたいですね。
 今年もよろしくお願いしますね。


投稿者: 必察ソーシャルワーカー永島徹 | 2009年01月06日 06:03

 あけましておめでとうございます。
 今日テレビで若年認知症がやっていました。定年まじかに認知症になってしまい、まだ働きたかった悔しさがあるけれども、その自分に向き合って生きて行こうと認め、自分も誰かの役に立ちたいとデイサービスの仕事を見つけ、スタッフの人も気長に仕事を教えていました。
 家族の支えがなければ生きて行けない。人とのつながりがあり自分もささえてもらいながら生きているんですね。日々人との出会いを大切に…今年もよろしくお願いします。修論がんばつてください。


投稿者: スズ | 2009年01月08日 00:14

 「スズ」さんコメントありがとうございます。
 そうなんです。よく言われているように、「人」という字はお互いを支えあいながら成り立っています。この持ちつ持たれつの関係を基本として、私たちは活きていると思います。そして、人、物、自然と多くの中での関係を築き上げながら、私たちは生活(いき)ているのでしょう。その何気ない日々に心から感謝です。
 今年もどうぞよろしくお願いします。


投稿者: 必察ソーシャルワーカー永島徹 | 2009年01月08日 18:35

 永島さん、遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。
 昨年は、永島さんの必察!!認知症ケアに出会い、から、永島さんとこのブログにも出会えた良い年でした。今年もよろしくお願い致します。
 お身体を大切になさってくださいね☆


投稿者: みーこ | 2009年01月13日 20:41

 「みーこ」さんコメント有り難うございます。
 私もいろいろな方々とお会いできることは、元気の素になっています。やきり、出会いは「必然」かもしれませんね。その出会いを大切にしていきたいと思います。
 今年も「必察」でよろしくお願いしますね。


投稿者: 必察ソーシャルワーカー永島徹 | 2009年01月14日 21:16

※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

コメントを投稿する




ページトップへ
プロフィール
永島徹
(ながしま とおる)
NPO法人「風の詩」副理事長。社会福祉士、ケアマネジャー。大学卒業後、青森県にて精神科ソーシャルワーカーとして精神障害回復者の社会復帰活動に従事した後、郷里である栃木県へ戻り、特別養護老人ホーム併設の在宅介護支援センターに勤務し、地域の中で生じているさまざまな介護上の諸問題についての相談等に応じる傍ら、ケアマネジャーとして介護サービス利用者がより良い生活を過ごしていけるようにと活動。その後、縦割りではなく複合的な地域福祉の拠点を創ろうという計画で、NPO法人「風の詩」を設立、現在に至る。

【永島徹さんの最新刊】
『必察! 認知症ケア 思いを察することからはじまる生活ること支援』
著者:永島徹
定価:¥1,890(税込)
発行:中央法規出版
ご注文はe-booksから
nagashimabook.jpg
メニュー
バックナンバー
その他のブログ

文字の拡大
災害情報
おすすめコンテンツ
福祉資格受験サポーターズ 3福祉士・ケアマネジャー 受験対策講座・今日の一問一答 実施中
福祉専門職サポーターズ 和田行男の「婆さんとともに」
家庭介護サポーターズ 野田明宏の「俺流オトコの介護」
アクティブシニアサポーターズ 立川談慶の「談論慶発」
アクティブシニアサポーターズ 金哲彦の「50代からのジョギング入門」
誰でもできるらくらく相続シミュレーション
e-books