食欲の秋、学びの秋
今年も残すところ約2か月となりました。この時期は、全国各地で様々なイベントが行われていると思います。
紅葉がはじまる地域では、実りの秋ということで、紅葉狩りや各種収穫祭など、食欲をそそるイベントがおこなわれ、年齢を問わず楽しいことでしょう。私も家族とでかけ、その土地の食文化にふれることが楽しみです。
ただ最近では、仕事と兼ねて参加することが多くなりました。講演会などを企画する際に、他のイベントの中に組み込んで行うような企画の催し物などです。複合的な催しを企画することはとても大変なことでしょうが、風土を活かした企画には土地柄が見られ、その地域で息づく人々の思いが伝わってきます。このような機会は心身ともにリフレッシュすることにもなり、新たな気づきも生まれてくると思います。
客よし、店よし、地域よし
今夏『必察!認知症ケア』を出版させていただいてから、少しずつ応援メッセージが届いてきました。
心温まるEメールやお手紙、すばらしい花束、南の島からメッセージなど、物理的距離に関係なく届く皆さんの思いがいっぱい詰まったメッセージは、心のエネルギーです。最近いただいたものには「必察は、認知症ケアに限らず様々な場面での応用ができると思います」という感想もあり、まさに「察する」という大切さに気づいていただき、ありがたく思います。
感じて動く秋
先日、地元の「芸術祭・学校音楽祭」小学生の部を拝見する機会がありました。
以前から当法人の生活圏域内にある小学校と福祉教育のサポートをしていることから、この演奏会のお誘いがあったのです。多数の参加校があり、日頃の練習の成果を披露する晴れの舞台です。
趣向を凝らした演出と、気持ちを込めたメロディが、会場に訪れた親や関係者、敬老会の方々を包み込んでいました。その、小学生とは思えない演奏力にうなずいてしまう私でした。
秋の夜、時の流れの速さを考える今日この頃
時間の過ぎるのは早いもので、今年も残すところ3か月足らず。いつのまにか暑かった夏も過ぎて、秋が深まっていくのを感じます。
それにしても、なんて時間が過ぎるのは早いのだろう……。一日が24時間なのは皆同じなのに、子どもの頃やもう少し若い頃と、時間の長さが違うように感じます。20代前半の頃には、これから仕事のできる時間はあとどれくらいだろう? なんて考えなかったけれど、もうすぐ39歳になる私は、そんなことを考えるようになりました。
そして5年、10年をスパンに、自分の仕事の課題についても具体的にイメージしたりしています。でも世間では、認知症ケアの現状を前にすると、5年10年も待てないほど気持ちはますます焦ります。
広がる認知症サポーターの輪
これまで幾度か、企業の認知症サポーター養成のお手伝いをしてきたことをご紹介しました。今回は、茨城県下妻市の「イオン下妻店」に行ってきました。
この企業は、全国各地にある店舗の改装などの機会に、職員向けに認知症サポーター養成を実施しています。小売業では、他にも研修を実施していかなくてはならない中で、この認知症サポーター講座を開催していくのはなぜでしょう?
和やかに受講される、イオン下妻店の皆さん