集団指導の季節
先日、集団指導の行政説明を受けてきました。
2日間にわたり、事業形態別に行政職員からの説明を数時間にわたって受けるという内容です。全国でもこの時期、多くの介護保険関連事業所の方々が一堂に集まっていることと思います。
私が参加したのは、居宅介護支援事業者の集団指導でした。何百人も入る講堂に、事業所の主となるケアマネジャーや管理者が一同に集います。この機会だから久しぶりに顔を合わせることができる仲間たちと交流ができます。
あちらこちらから「こんにちは、お久しぶりですね」「元気にやってる?!」と声をかけあったり、中には「先日はありがとうございました」と、仕事上で相談や連携をした結果報告をしているケアマネジャーも多くみられました。
みなさん、なんとか業務や時間をやりくりしながら集まっているのが現実ですが、自分自身も含め、みなさんの様子を見ながら「この機会をさらに活かすことができれば、情報の伝達がしやすくなるのでは」と、思いをめぐらせていました。
たとえば、行政からの説明だけでなく、ケアマネジャーとして本年度はどういう活動していこうかなど、職能団体からの報告があってもよいのではないかと思いました。集団指導という重要な説明をうかがった上で、自分たちが専門職としてどう考え、活動していくことが必要かという意見交換会もできる機会になるのではないでしょうか。もちろん、前向きな意見もあればそうでない意見もあるでしょうが、こういった場を自分たちの専門性を意識して高めるために活かしていけたらと思います。
本ブログにコメントをいただいた「おおねこねこ」さんと同じように、「もっとご利用者さんに寄り添い、共に生きていくことの体験を共有して、その人らしい自立支援のケアプランを作成して支援していきたいのに…。(現実は…)」と感じている方は少なくないでしょう。「忙しい」という言葉は心を亡くすと書きますが、専門職として亡くしてはいけない思いを亡くしそうになりながら、パソコン相手の書類づくりに追われる私たちは、まさに「忙しく」毎日の業務に追われているのだと思います。
1日が48時間くらいあったらいいのにと思う毎日ですが、「忙しい」ままでは私たちの専門性を高めていくことは難しいです。そして、疲労感、空虚感ばかりが高まり、燃え尽きてしまいそうです。「志」という字には、専門職(士)の下に、思い(心)があります。みなさん、「いそがしい」という言葉を「志」という字にかえて、生活支援を行っていきましょう。時間や事務的な業務に追われる現実にかわりはなくても、専門職としての思いを亡くさなければ、燃え尽きることない!! 自分自身にもそう言い聞かせています。
コメント
こころが疲れてしまう
こころが萎えてしまう
ことばがうまく伝わらない
こころに言葉が突き刺さる
時として、人や世間は怖い とさえ思います
そんな弱虫のわたしだから、
この道に来てしまったのかもしれないと気づいて、
学びながらもまだまだ未熟、
志 こころざしを糧に踏ん張れるだろうか
顔晴れ ガンバレ 自分
顔晴れ(笑顔) みんな
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