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永島徹の「風」の贈り物 2008年04月

ヘルプマンは「あたりまえのことができる人」!!

 私たちが年齢をとっても、病気になっても、障がいをもっても安心して生きて、逝けるために、必要なのは何でしょうか……。
 専門職の支援が必要なことももちろんありますが、もっと身近な人の、自然であたりまえな(それがあたりまえでなくなってしまっているのが現実なのですが)かかわりが大切です。



集団指導の季節

 先日、集団指導の行政説明を受けてきました。
 2日間にわたり、事業形態別に行政職員からの説明を数時間にわたって受けるという内容です。全国でもこの時期、多くの介護保険関連事業所の方々が一堂に集まっていることと思います。



ヘルプマンはどこに……

 お年寄り一人ひとりと、もっともっと向き合う時間がほしい。でも現実は、限られたマンパワーで、記録や食事、入浴、排泄などの介護に追われている。話をしていれば「何やってるの。時間がないんだからさっさっと仕事して」そんな声が飛んでくる。
 私たちの仕事、私たちの役割っていったい何なんだろう…?! 実際にやりたいことと現実のギャップに、心も身体も疲れ果ててしまう介護職は少なくありません。
 そんな燃え尽きてしまいそうな介護職も、ぐっと惹かれれる漫画の主人公がいます。『ヘルプマン』(講談社)の恩田百太郎と神崎仁です。



有効なサービス利用をしていただくために

 先日、韓国にて認知症ケアの地域実践報告をしてきたことを書きました。
 その中で、韓国も今年7月から介護保険制度が始まり、これまで福祉サービスを提供してきた事業者にとって大きな転換期になることを紹介しました。
 そこで改めて、今の日本の介護保険関係者の様子をみると、慣れが出てきたことによるさまざまなサービス模様があると思います。



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プロフィール
永島徹
(ながしま とおる)
NPO法人「風の詩」副理事長。社会福祉士、ケアマネジャー。大学卒業後、青森県にて精神科ソーシャルワーカーとして精神障害回復者の社会復帰活動に従事した後、郷里である栃木県へ戻り、特別養護老人ホーム併設の在宅介護支援センターに勤務し、地域の中で生じているさまざまな介護上の諸問題についての相談等に応じる傍ら、ケアマネジャーとして介護サービス利用者がより良い生活を過ごしていけるようにと活動。その後、縦割りではなく複合的な地域福祉の拠点を創ろうという計画で、NPO法人「風の詩」を設立、現在に至る。

【永島徹さんの最新刊】
『必察! 認知症ケア 思いを察することからはじまる生活ること支援』
著者:永島徹
定価:¥1,890(税込)
発行:中央法規出版
ご注文はe-booksから
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