皆さんは「何の秋」?
「暑さ寒さも彼岸まで」と先人達が言っていたように、ようやく朝夕の気温が秋らしくなってきました。暑さに弱い私は、ウェザーニュースをチェックし、彼岸近くなっても30度を超える最高気温に、「はぁ~」と力なくため息をつく毎日でした。
デイホームに集う仲間にとっても、この夏の暑さはさすがにこたえたようで、皆で話をしていても、自然にまぶたが下がってきてしまう状態。それでも、人生の荒波をのりこえてきている先輩方は、「干からびちゃ大変だから、あんたもお茶飲みな!」「飲んだら、しわも伸びるんけ?」などと声をかけあいながら、たくましく、暑さも乗り越えました。
頭にタオルを巻き、一人無駄に汗をかいている私にも、お茶をすすめてくれる思いやり。そんな姿に支えていただきながら、何とか過ごせた次第です。
そして、気づけば虫たちも、夏の元気の良い蝉から、秋の夜長の鈴虫にバトンタッチしてきたようで、心地よい歌声が聞こえてきます。何をするにも気持ちの良い季節がようやくやってきたので、デイホームの仲間にも尋ねてみました。
「いろいろな過ごし方ができるけど、○○さんは何の秋ですか?」
すると、ほとんどの方が「食欲の秋!」と答えます。中には「皆の秋」と答えてくれる方も。皆で、さんまやらまつたけやら、おいしい食材の話で盛り上がり。相変わらず「干からびちゃ大変だから、あんたもお茶飲みな」「あたしはもう干からびてるよ」など笑いがこぼれる話をしながら、みんなの秋を楽しんでいます。
私のほうはというと、身近な『なじみ』を活かす介護予防というテーマで、地域福祉活動の実践と報告に取り組んでいきたいと思っています。市から委託されている介護予防事業も細かな調整が必要で、私自身もいろいろな汗をかきながら走り回っています(涼しくなっても、私の汗かきは変わりなしですね)。
10月には、妙高市で開かれる【第8回介護保険推進全国サミット】で「みんなで育む介護予防」という分科会で発言させていただくことになっています。私は「みんなに支えられながら、地域を育んでいく秋」にしたいと思います。
皆さんのとっては「何の秋」ですか?
※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。