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宗澤忠雄の「福祉の世界に夢うつつ」 2014年01月

香川県障害者虐待防止研修から

 先週末、高松市で開かれた香川県障害者虐待防止研修に講師として参加してきました。研修会の前に少し時間が空いていたので、高松城に立ち寄り「この世からあらゆる虐待がなくなりますように」と「鯛願成就」。日本で唯一、お城の堀が海水で海と通じている高松城。お堀には、何と鯛が泳いでいるのですよ!!

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高松城の堀に泳ぐ鯛

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堀は瀬戸内海と通じて



「何のため」の喪失

 「行き場なく雑魚寝の老後」-1月13日(月)の朝日新聞朝刊が「報われぬ国-負担増の先に」と副題をつけ一面トップで報じた記事の見出しです。介護保険のデイサービスの事業者が「客集めのための付録」として、介護保険の枠外で実施する「お泊りサービス」の現実です。1泊¥800~1,000くらいのようです。まさに「粗悪な付録」です。



極寒の盛岡で考える

 正月休みが終わった途端、忙しい日常に舞い戻ったとお感じの人はさぞや多いことと思います。先週から大学の授業は再開され、差し迫った必要からある虐待ケースに関するスーパーバイズを実施し、そして週末には、盛岡市で開催された虐待防止研修(岩手県知的障害者福祉協会主催)に講師として参加しました。盛岡は最高気温―3℃と極寒でしたが、研修が始まると熱気に溢れていました。

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開運橋から臨む北上川



支援と体罰・暴力

 明けましておめでとうございます。
 昨年末は、千葉県の障害者施設における虐待事案が明るみに出ました。虐待問題が人権擁護の観点から早急な克服を求められていることは間違いのないところです。しかし、福祉の支援現場の虐待だけでなく、家庭・学校・スポーツにおける体罰・暴力の広がりにまで思いをめぐらせたとき、これらの暴力は歴史的で社会的な根の深さをもっているのではないかと考えざるを得ません。



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プロフィール
宗澤忠雄
(むねさわ ただお)
大阪府生まれ。現在、埼玉大学教育学部にて教鞭をとる。さいたま市障害者施策推進協議会会長等を務め、埼玉県内の市町村障害者計画・障害福祉計画の策定・管理等に取り組む。著書に、『医療福祉相談ガイド』(中央法規)、『成人期障害者の虐待または不適切な行為に関する実態調査報告』(やどかり出版)等。青年時代にキリスト教会のオルガン演奏者をつとめたこともある音楽通。特技は、料理。趣味は、ピアノ、写真、登山、バードウォッチング。

【宗澤忠雄さんご執筆の書籍が刊行されました】
タイトル:『障害者虐待 その理解と防止のために』
編著者:宗澤忠雄
定価:¥3,150(税込)
発行:中央法規
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